機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
NUSH GUITARS T63の全体調整・ノイズ処理
今回は、そのサウンドとリアルなエイジド処理で人気上昇中のNUSH GUITARS T63の全体調整&ノイズ処理です。
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この使い込んだような見た目ですが、購入から間もないほぼ新品です。
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細かい部分の作りも素晴らしく、調べてみると価格もこの内容ならむしろ安いとさえ思いますし、セミオーダーにも対応しているので私も欲しくなっちゃったくらいです。

ナットはTUSQが使用されていまして、溝切りはとても攻め込んであって好印象。
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外形はもう少し削り込んで良いと思う状態でしたので、溝底面の磨きと外形の整形を行います。

フレットはダンロップの6105サイズ、指板Rは10インチが採用されヴィンテージなルックスとモダンな使用感が同居した、とても使えるギターだと感じました。
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ネック裏の塗装の剥がし方はかなり激しいですが、柔らかい手触りと太めなグリップはとても好印象です。
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コントロールアッセンブリは定番の高品質パーツで揃えられていましたが、配線取り回しはイマイチでしたのでしっかりと修正します。
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部品は全て取り外して、導電塗料を塗る準備を進めていきます。
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ネックポケットには塗料がたっぷり乗っていたので、削り落しつつ平面を出してネックとの強固な接触面を確保します。
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ピックアップキャビティ内の塗料も削り落して、導電塗料を塗ります。

導電塗料を塗って、グラウンド配線を行ったらアッセンブリの組み込み待ち。
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ピックアップワイヤーは撚り合わせてノイズ対策。
各パーツも適正な長さや位置に全て組み直してあります。
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TUSQナットは磨いても牛骨のように濡れたような艶は出てこないのですが、外形を整えてコンパウンドまで使い磨き上げました。
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指板やフレットエッジは定番の面取りを行い、使い込んだような握り心地を更に向上させました。
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ブラスサドルは使用に伴ってすぐ錆びてしまうのですが、今回は弦による表面の荒れが生じていましたので弦との接触面を磨いて修正しましたので、納品時はピカピカです。
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弦を張ってネック反りや弦高、オクターブ調整を行って完成です。
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写真は撮り忘れていますが、ピックガード裏側にもアルミシールドテープを貼って、ピックアップ配線にノイズが乗りにくいように処理しています。

納品後に、今まで気になっていたシングルコイル特有のノイズがほぼ無い状態にお喜びいただきました。
それまで使用されていたギターは入手時からキャビティ内に炭素系ドータイトが塗られていたので、それと比べると無処理のこのギターは、余計にノイジーに感じていたと思われます。

なかなか作業写真では違いが伝わりにくいと思いますが、当ブログで全体調整&ノイズ処理記事が多いのはそれだけリピートも含めてご依頼いただけている=作業後の仕上がりに満足をいただけている、証拠だと思います。
ご自身の楽器が「こんなものなのかなぁ」と思われる時にこそ、一度お任せいただけると、その楽器への印象が大きく変わるかもしれませんね。


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