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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GRECO EG-600PBの全体調整
今回はやがて40年ほど昔のギターになる、GRECO EG-600PBの全体調整です。
   IMG_4340.jpg
ピーター・フランプトンモデルですね。
ホロウ構造のボディにハムバッカーが3つ搭載されています。
以前にプラパーツを純正の白から黒に交換したりされたそうですが、今回は全体的にオーバーホールしつつ見た目もオリジナルに戻したい、という内容でした。

今では訴訟問題必至なので作れないコピーデザインが、この時代では色んなメーカーで行われています。
   IMG_4343.jpg
ナットは以前に交換されているようですが、とても良い仕事がされていましたので、溝と外形を若干整えて磨いて仕上げていきます。
   IMG_4344.jpg
フレットは若干の減りが見受けられましたが、今回は擦り合わせは行わず。
これからガンガン使っていくようならば近いうちにフレット擦り合わせが必要になってくるでしょう。
   IMG_4342.jpg
ピックアップはU-1000が搭載されていましたが、セミオープンタイプのピックアップカバーは外されていました。
   IMG_4341.jpg
電装系にはガリもあり、ワイヤリングも変更したいという事で一式新品部品で組み直す事になりました。

ちなみにこの配線を見ると、フロントとセンターのピックアップは常に同時にONになるようになっています。
GIBSONの3ピックアップとは異なるワイヤリングですね。
   IMG_4346.jpg
つまりセレクタースイッチでの切り換えは以下のようになっています。
1:フロント+センター
2:フロント+センター+リア
3:リア


ひとまず部品を全て外し、キャビティ内の塗料を削り落としたら導電塗料を塗って、乾燥後にアッセンブリの組み立て。
   IMG_4349.jpg
配線は基本はフロントとリアの2ハムバッカーコントロールにしました。
トーンポットはプッシュ/プッシュスイッチ付きになっており、フロントトーンはセンターピックアップのON/OFFになっています。
リアトーンはセンターピックアップのみの強制出力切り換え。

これにより、全てのピックアップを単体でも並列ミックスでも出せるようになっています。
   IMG_4348.jpg

ナットも外形を整えて、磨きましたのでちゅるんちゅるんです。
   IMG_4354.jpg
サビが出てくすんでいたフレットも磨いて艶を取り戻しました。
   IMG_4353.jpg
ピックアップエスカッションはホワイトを探して持ち込みされましたが、ネジ穴位置が合わなかったり底面のRがボディカーブと合わなかったりしていますのでフィッティング作業は欠かせません。
   IMG_4352.jpg
エスカッションネジも新品に交換して見た目にもかなり蘇りました。

地味なところですが、ポインターワッシャーもゴールドカラーの物に交換して金属パーツの色合わせを行っています。
   IMG_4351.jpg
全体的にしっかりとワックス掛けを行ってありますので、お預かり時のくすんだ色合いと比べるととても綺麗になったと思います。
   IMG_4350.jpg
これでまた昔のように第一線で使用してもらえると楽器も喜ぶかと思います。


この状態での納品後に、トグルスイッチプレートのホワイトも改めて入手出来たので交換して、よりオリジナルに近付きました。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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