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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER JAPAN TL-62Bの全体調整の続編
2016年末にFENDER JAPAN TL-62Bの全体調整としてご紹介させていただきましたギターですが、
今回は2017年8月末に更なる変更を行うためにお預かりさせていただきました。

まずはブラックカラー化の一環としてストリングリテイナーの交換。
   IMG_4437.jpg
標準のカモメ型からバレルタイプのブラックに変更です。
   IMG_4464.jpg
このリテイナーの方が弦との接触面が滑らかなのでチューニングの狂いが少なくなる事が多いです。
(吊るしのままではなく、弦との接点を磨いてから組み付けしています)

そしてテレキャスターのジャックはL型プラグが使えないのと、段々緩んでくるデメリットもありまして、プレート式に変更される事が多いです。
   IMG_4438.jpg
今回はブラス製のブラックプレートに変更して、L型プラグが使えるようになりました。
   IMG_4449.jpg


今回の一番の難題は…ピックアップの交換です。
パッシブからアクティブのEMGに変更というのも電池問題がありますが、今回はそれ以上に大変な依頼でした。

それは…EMGにはテレキャスター用のEMG-Tというセットがありますが、それではなくストラトサイズのEMG-SAを前後に搭載したいという希望。

フロントキャビティはサイズが小さいのですが、これはザグって拡大すれば何とでもなります。
   IMG_4439.jpg
寸法を出してテンプレートに添ってトリマーでボディを切削し、ピックガード側もストラトサイズに拡大しました。
   IMG_4444.jpg

問題はリアのピックアップマウント方法です。
テレキャスターは前1後ろ2点で吊るす構造で、横幅はブリッジプレートとほぼギリギリなのでマウント方法を何とかしない限りそのままでは載りません。
   IMG_4441.jpg
そこで、磁界に影響を与えない真鍮板を板金加工で曲げて、ピックアップを抱えるクレードルマウントを作りました。
   IMG_4442.jpg
ピックアップマウントのナット3点も真鍮製を用意してハンダ付けしました。
   IMG_4443.jpg
元々のマウント部分を削り落すので、後戻りは出来ない一発加工です。

セレクタースイッチとヴォリュームポットとの間にコネクターボックスを設置出来たので配線を行います。
   IMG_4445.jpg
電池はコントロールキャビティ内底面に収めつつ、動かないように搭載してあります。

フロントピックアップは希望に則ってダイレクトマウントになっていますので、高さ調整時にはピックガードを外す必要がありますが、収まりは綺麗に出来たのではないかと思います。
   IMG_4448.jpg
リアピックアップはコイルサイズは問題なさそうで、パッと見はEMG-SAが加工されて搭載されているとは判らないような仕上がりになったかと。
   IMG_4447.jpg
感じ的に、布袋さんのシグネチャーモデルで有名なTEJのサウンドを、バンビーナキャスターのルックスで狙ったようなハイブリッド仕様になりつつありますね。
   IMG_4446.jpg
ネックのコンディションも良く、これからもガンガン使っていける仕様になっているかと思います。
沢山弾いて、またメンテナンスで再開できる日を楽しみにしています。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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