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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Squier J.Mascis Jazzmasterの全体調整・ノイズ処理
今回はSquierから販売されているJ.Mascis Jazzmasterの全体調整・ノイズ処理です。

お預かり時から、ピックガードは純正と見た目が同じゴールドカラーのアルミアノダイズドに交換されていました。
   IMG_4450.jpg
同じ見た目なのに交換??と思いましたが、話を聞いてみて納得。

ヘッド裏(先端部)とピックガード裏側にJ.Mascis本人の手書きサインが入っているギターなのでした。
   IMG_4457.jpg

ナット溝は部分的に高かったり、溝の底面が荒れていたりと難なりでしたので、滑らかに修正を行います。
   IMG_4455.jpg
ボディ裏側にはシールを剥がした糊跡に汚れがこびりついていたので、最終的には綺麗にしてワックス掛けを行う事にします。
   IMG_4456.jpg
ネックが順ぞりだった事もありますが、お預かり時には弦高がもの凄く高くて驚きました。
   IMG_4454.jpg
ブリッジを一番下まで下げても弦高が高すぎて「スライド専用か?」と思うぐらいの状態でした。
   IMG_4458.jpg
ネックポケットの面出しを行うと同時に、仕込み角度を調整して対応する事にしました。

ピックアップはJazzmaster シングルとカタログ表記されていますが、アジャストポールピースを2つのバーマグネットで挟むベースプレート付きという構造で、P-90のようなデザインのピックアップが搭載されていました。
   IMG_4451.jpg
今回は全体調整に合わせて、お持込みいただいたRETRO TONEのP-90JM "The Egg"セットへの交換を行います。

ピックガードには傷防止のためか表面にクリアラッカー塗装を施されたそうですが、ピックガード表面に塗料が定着しておらずパリパリと剥がれてしまう状態。
   IMG_4453.jpg
脱脂してプライマーを吹いてクリア塗装を行えばもう少し定着すると思いますが、今回の補修施工は見送りとなりました。
ジャックやポット類を取り付ける際にワッシャーを介さずにナットのみで締めてあり、それも塗装を剥がしてしまう一因になっていたと思います。

お預かり時、リアピックアップの音が出ない状態でして、原因はなんだろうなぁと思っていたのですが…
ひとまずピックガードを開けてみましょう。
   IMG_4459.jpg
この部分にも手書きサイン入り。
使われているポットや配線などは…コストなりなので、今回は全てやり直します。
   IMG_4460.jpg
ピックガード裏側で傷などが付く可能性も低いため、サインの保護処理などはしなくても大丈夫でしょう。

リアピックアップの音が出ない原因はこのグラウンド部のハンダ付けが外れていたためでした。
   IMG_4462.jpg
おそらくピックガードを交換する際にハンダ付けなどを部分的に行ったのだと思いますが、その時にしっかり付いていなかったのではないかなと推測します。

この価格帯でキャビティ内には導電塗料を塗ってあるし、最近のSQUIERは侮れません。
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しかし炭素系導電塗料は抵抗値が高いので、一度全て削り落してから銅系導電塗料で塗り直します。
   IMG_4468.jpg
グラウンド配線も忘れずに行います。

ピックガードアッセンブリは全て組み直しました。
   IMG_4465.jpg
ピックガード自体をグラウンドに確実に接続するために導電塗料と接する部分や、スイッチのネジ部分などのアルマイト被膜を剥がして導通を確保します。
ポットやジャックの取り付けも菊ワッシャを入れてアルマイト被膜を破り、確実な導通を意識しています。
   IMG_4466.jpg
トーンコンデンサは持ち込みですが、ポットとジャックは新品を用意して交換しています。
配線材は今回はギターのサウンドキャラクターを考えてクロスワイヤを使ってみました。

ヘッド裏のサインは消えないように保護したいという事でしたので、脱脂した後にヘッド裏部分にラッカー塗装で厚塗りして塗り込み保護してあります。
ナット裏部に塗装の境目がありますが、しっかり見ないと判らない仕上がりに出来ました。
   IMG_4469.jpg
カモメ型から、摩擦抵抗の少ないバレルタイプのストリングリテイナーをお持込みいただき交換。
   IMG_4473.jpg
フレットや指板のエッジも磨いて面取りを行って、柔らかい握り心地に仕上がっています。
   IMG_4471.jpg
ネックポケットの調整を行って、弦高も適正な高さにセット出来ました。
   IMG_4472.jpg
アームを使うとTOMブリッジの引っかかりなどもありますが、そのような部分をしっかり磨いて弦との摩擦を減らしてありますので、アームを使ってもチューニングの狂いは少ない状態に持っていけました。
   IMG_4470.jpg
部品の精度としてブリッジサドルなどに遊びが大きいので、ローラーブリッジやGOTOHのような遊びの少ないブリッジに交換するともう少し安定するかと思いますので、今後の使い方によっては交換も検討いただけると良いですね。




お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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