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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Electro-Harmonix BIG MUFF π(Rams Head)の修理とモディファイ
今回はElectro-Harmonix BIG MUFF π(Rams Head)の修理とモディファイ作業です。
   IMG_4557.jpg
時期によって部品定数や文字色やノブなど様々な違いがあるBIG MUFFですが、その中でも人気の高いRams Head期のものです。

音量が上がらない、との事で修理の依頼をいただきました。
   IMG_4558.jpg
中は基本的にオリジナル部品のようですね。
トランジスタには2N5088が使用されている個体です。
   IMG_4559.jpg
4つある電解コンデンサ(入出力デカップリングと、増幅段でダイオードと直列に入っているフィルタ)が全てNGになっていました。

1uF(=1000000pF)のコンデンサを取り外してチェックすると、コンデンサ成分は0で、2.3Vも電圧降下するダイオード的な挙動を示したり…
   038.jpg
大幅に容量が抜けてしまった状態だったり…
   037.jpg
測定出来ない破損状態だったりと、4つとも全てダメでした。
その他の抵抗やトランジスタ、ダイオードなども全て測定して、問題無しを確認しました。

今後の不具合が出にくいように、メタライズドフィルムコンデンサで置き換えました。
   IMG_4561.jpg
出力段のコンデンサだけは容量が大きかったため電解コンデンサであるMUSE FGを使用しました。

このペダルは電池のみの電源供給ですが、電池のON/OFFスイッチが搭載されています。
(昨今のペダルはINPUTジャックにプラグを差し込むと電池がONになる機能を持たせてある事が多い)
   IMG_4562.jpg
一般的なDC9Vのアダプターも使えるようにしたい、との事で、このスイッチを撤去してDCジャックを増設しました。
   IMG_4566.jpg
アダプターが使えるようになると、極性間違いや電源ノイズに起因する問題対策のために、保険も兼ねてパスコンとダイオードは電源ラインに必ず入れます。
   IMG_4563.jpg
IN/OUTジャック、バッテリースナップ、フットスイッチ交換を行い、ワイヤリングもトゥルーバイパスに変更しました。
フットスイッチの右側には基板が増設されていますが…

スイッチ交換と共にLEDも設置したのでした。
   IMG_4567.jpg
「LEDの穴あけ位置もお任せします」と一任されたので、元々のデザインを壊さずにLEDを設置出来るように考えた結果、ここになりました。
   IMG_4565.jpg
エフェクトONで眩しすぎないぐらいの明るさで点灯するように流す電流を制限していますので、消費電力もごく僅かです。
   IMG_4564.jpg
サウンドも轟音というか爆音というか、厚い音の壁が飛び出してくるようなキャラクターが復活しました。
アダプターでも駆動出来るようになり、(穴あけ加工などは躊躇する事もありますが)コレクターではなくプレイヤーには嬉しい仕様になったと思います。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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