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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
GIBSON Chet Atkins CEのノイズ処理
今やエレガットというジャンルは定番になりましたが、そのパイオニアはこのGIBSON Chet Atkins CEではなかったかと思います。
完全ソリッドボディなので、ハウリングの心配はほぼありませんが、つまりはアンプにつないで弾く事が前提の構造です。
   IMG_4611.jpg
今回は特有のブーンというハムノイズが目立って気になるとの事で、ノイズ処理でお預かりさせていただきました。

このギターのピックアップは各弦下にピエゾ素子がモールドされた6アウトプットの物で、配線にはシールドがされておらず、またリプレイスも見当たらないという状態。
現行のピエゾピックアップなどを使用しようにも、コンバートするアダプターやブリッジサドルなどを作らねばならず、コスト的にも大きくなってしまうので…
今回は純正のピックアップとプリアンプを使用して出来る範囲でノイズを減らす方向に作業を行います。

キャビティ内には炭素系導電塗料が塗られていますが、ろくにグラウンドにも落ちておらず塗り直しする事にします。
   IMG_4608.jpg
トーンコントロールとヴォリュームは低音弦ショルダー部にマウントされていますが、ここのキャビティはシールドされていません。
配線はシールド線を使用されていますが、今回はこの配線から変更します。
   IMG_4609.jpg
シールド線や金属プレートを使用しているのでキャビティ内をシールドしなくても殆ど差は無いように感じますが、やれる事は全てやるのがStudio GREAMです。
この部分も塗装をしっかりと落として、導電塗料を塗っていきます。
   IMG_4610.jpg

ポット類はクリーニングしつつ、配線も5芯シールド線を作って交換、キャビティ内も導電塗料をしっかりと塗り込みました。
   IMG_4612.jpg
メインキャビティの導電塗料を削り落して新たに塗り直しています。
詰め込まれていた配線も、綺麗に取り回しが出来たと思います。
   IMG_4613.jpg
アコースティックギターは弦アースが取られていない事が多いので、時にハムノイズが目立つ事がありますので、このようなアースプレートを作成して弦をグラウンドに接続すると(弦を触っている時には)ノイズが減るように出来ます。
   IMG_4614.jpg
真鍮板を切り出して加工した後にグラウンドワイヤを接続し、キャビティに導いています。

このギターに関してはブリッジの剥がれも起きており、これを修正しないことには広がっていくのですが…
ひとまず現状のノイズ低減量をご自身の機材セットで確認した上で改めてブリッジ補修を行うか、ギターを変えるかの検討をされるという事でここまでで納品となりました。




お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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