機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER HOT ROD DEVILLE212のモディファイ
FENDER USAから発売されているHOT ROD DEVILLE212のモディファイを行いました。
   55e1da16c269f1b2172d4a5bcc8d2541.jpg
写真を撮り忘れていたので、メーカーページより拝借。

裏面はこのようにオープンバックで、スピーカーは12インチが2発の構成です。
   p2_u2mynfjgl_so.jpg

<以下のスペックはメーカーHPより抜粋>
デビルは音の繊細さとダイナミクスを兼ね備え比類なき応用性に優れている。イマジネーション溢れるスタイルを持つギタリストたちが真っ先にチョイスするアンプだ。3チャンネル仕様・チューブ・プリアンプとペアでマッチングを取ったグルーブ・チューブ6L6使用による60W・チューブ・パワー・アンプという組み合わせ。  

Output : 60W
Speaker : 2-12" Special Design Eminence® 8 ohm, 50 Watt
Controls : Bright/Normal Switch, Normal Volume, More Drive Switch, Drive, Treble, Bass, Middle, Channel Select Switch, Master, Reverb, Presence.
Weight : 24.3 kg
Size : 53.3 (H) X 61.6 (W) X 27.3 (D) cm
Tube : 3 x 12AX7(Pre), 2 x 6L6(Power)
Price : \162,750(税込)



このアンプはとてもよく歪み、クリーンも綺麗なのですが、高音域に比べて低音域がぼやけてしまう事と、音が大きすぎてボリュームノブをほんの少ししか上げれないという点が気になっていました。
そしてノイズが少し多いのです。
しかしコストパフォーマンスに優れた良いアンプだと思います。


これらを改善すべくモディファイを依頼されましたので早速開けてみましょう。

   DSC05709.jpg
   DSC05710.jpg
   DSC05711.jpg

お預かりした時点で既にオーナーによって極太の電源ケーブルに交換されていました。


   DSC05712.jpg
スピーカーはJENSENのP12Qに交換されており、ノーマル状態に比べ低音のぼやけを解消するような方向に手が入れられておりました。


回路上は基本的にノーマルでしたので、定数を変更していきます。



初段の増幅であまりにもゲインアップしすぎていたので少し増幅度を下げました。
これによりボリュームの効きも良くなりますし、ドライブチャンネルも飽和して潰れる度合いが少なくなります。
   DSC05732.jpg
そのほか、電源回路の定数を変えたり、抵抗のワッテージを上げたりして余裕を持たせてあります。

電源部分のコンデンサはどれも高額なのですが、ノイズ減少のためにグレードを上げて交換しました。
   DSC05733.jpg
写真には殆ど写っていませんが、トーン回路の効き方や帯域を変更しましてブーミーな低音を削るような調整をしています。

チューブソケットがハンダされている基板上の部品もいくつか交換しています。
   DSC05731.jpg
これも低音域をほんの少し削る方向で調整しています。


全体的にぼやけた低音を引き締めて、中高音の抜けを改善しましたのでバンドアンサンブルでも抜けてくるトーンになりました。
ボリュームも今までは目盛り2ぐらいまでしか上げれなかったのが5〜6で同じ音量になりましたので、ボリュームを上げてクランチトーンを得ることもやりやすくなりました。
この後の微調整は真空管交換でも追い込めるので、様子を見ながら詰めていくことになるでしょう。


電源の改良とフィルター回路の部品交換・定数変更一式 28000円
送料は別途必要です。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_moog@ybb.ne.jp
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コメント
コメント
助かりました
使いやすくなりました。
音もCDみたいな音になりました。
ローファイが好きでしたが、ハイファイも良いですね。
真空管を少し試してみたいと思います。
ありがとうございました。
2010/09/25(土) 22:22:04 | URL | 天銀 #- [ 編集 ]
RCA 12AT7のブラックプレート物買い込んでしまいましたよ… あまりにも音気に入り過ぎました
ちなみに、スピーカーは、P12Rではなくて、P12Qですよ
2010/10/01(金) 00:22:17 | URL | 天銀 #- [ 編集 ]
天銀さん
ボリュームが大きすぎるのが問題でしたが、可変幅が増えましたよね。
うちではモダンハイファイとヴィンテージというサウンドコンセプトを使い分けていますが、
私自身はハイファイ方向が好きなのでお任せになるとそういう方向になっていきます。
このアンプの真空管は初段と三段目がポイントですね。
2011/12/16(金) 20:59:14 | URL | Moo #- [ 編集 ]
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