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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Studio GREAM AD900×2(MAXON) ノックダウン
今回はMAXONの製造終了になっているアナログディレイ AD900をノックダウンしました。
このディレイ、アナログ特有のディレイ音の程度なハイ落ちリピートが心地良く、特に初期型であるMN3005搭載機を好む人が多い印象です。
このディレイを2台お持込みいただき、ひとつのケースに納めました。
   IMG_5052.jpg
既に1台は過去にトゥルーバイパス化やDC9V駆動仕様に改造を施したペダルですが、それとは別に無改造の1台をご用意いただきました。
   IMG_5053.jpg

ただまとめるだけならスイッチャーを使って同時ONなど行えばペダルは無改造で済む訳ですが、今回は特殊機能も搭載するために散々悩んで回路を考えて取り掛かりました。
   IMG_5054.jpg
回路やワイヤリングを考え、必要部品を用意してからケースの穴開けに進みます。
既にブレッドボードなどで動作確認は済んでいますので、あとは形にするためにひたすら手を動かします。

今回、塗装はオーナー様が後から行うという事になり、ひとまず無塗装で組み立てましたが、改めて手直しなどあれば当店で塗装など行うかもしれません。
   IMG_5057.jpg
元々のコントロールノブに加えて、ノブが2つ、フットスイッチが1つ増えていますね。

これは2台のディレイを一般的な直列につなぐか、並列につなぐかを切り替えるスイッチと、並列時にはミキサー回路を通すためそのミキシングヴォリュームが追加されています。

フットスイッチはそれぞれのディレイのON/OFFと、完全にトゥルーバイパスにするメインON/OFFスイッチです。
   IMG_5058.jpg
AD900は元々はセンタープラスのDC12V駆動という専用アダプターが必要なペダルでしたが、当然ながら一般的なセンターマイナスDC9Vが使えるようにする電源回路も搭載しています。
という事は長くは動かないけど9V電池も使えるという仕様になっています。

基板はスタッドポストの長さを調整してケース内高さ方向に極力離して、信号の飛びを避けています。
ダメなようなら基板間に金属シールドプレートを挟もうと考えていましたが、その必要がなく一安心。
   IMG_5059.jpg
2台の直列/並列切り換えに多数のスイッチ回路が必要だったためロータリースイッチを使用しましたが、とにかく配線本数が多くて大変でした。

直列でディレイを掛けると先にかかったディレイ音にも後段のディレイがかかるため、深く奥行きのある(時にはぼやけた)複雑なサウンドが得られます。
並列にするとショートディレイでリピート多め、ロングディレイでリピート少なめ、などそれぞれのディレイ音がハッキリとかかり、それぞれの音量バランスや出力レベルも調整できるため、複雑なディレイサウンドが得られてとても面白いなと思いました。

このように「こんなのあったら良いな」のアイデアをお気軽にご相談いただけると、極力実現出来るような提案をさせていただいたおります。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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