Tom Andersonと並び、ハイエンドコンポーネントギターとして確固たる地位を築いたJohn Suhrの率いるSuhr Guitar製 Suhr STANDARDの調整依頼を千葉県のF様より受けました。
Suhrばっかりで読み辛い点はご容赦ください。

BAHAMA BLUEと呼ばれるこのカラーは透明感があって深い緑系の青色です。
最近ではTomよりも良質な木材ストックがあると言われるSuhrですが、これも良質なキルテッドメイプルが使用されています。

ネックは上質な、目の詰まったバーズアイメイプルで、ヘッドのブランドロゴもアバロン貝で入れられていて高級感が漂います。

ネックジョイント部分やカッタウェイ部分の滑らかな処理はTomと同様の抜群のフィット感です。

このギターはオーナーによってピックアップをTom Anderson製のSA1R/SA1/H3に交換してありました。

その他、ボリュームポットや配線も交換されていましたが、ノイズが気になるという事でStudio GREAMに持ち込まれたのです。

コンデンサもヴィタミンQレプリカが搭載されていました。
ピックガード裏には銅箔テープが貼られ、キャビティにはカーボン系導電塗料が塗られており、ノイズ対策はさすがハイエンドコンポーネントという感じでした。

しかし、ピックアップの高さが純正よりも増したため、ピックアップ間の音量調整が出来ず、バランスも悪い状態でした。
更にリアピックアップのマウントネジはボディに当たってしまっていました。

これらの問題を解決するため、キャビティにはヤスリをかけて均した後で、導電塗料を塗り直していきます。

ピックアップマウントネジが当たっていた部分も、ボディを少しだけ掘り込んで当たらないようにしています。

いつもの如く、塗布後に撮影しているのでまだ乾燥していません。
この作業期間中に、急に気温が下がってきたのでなかなか乾燥が進まず大変でした。
こちらはピックガード裏側です。

銅箔の上からアルミテープを貼り、どちらも導通するようにつないであります。
これにより低周波のみならず、高周波に対してもシールドを見込んでいます。
リアハムバッカーにはグラウンドへつながる黒い配線がこっそり追加されていますが、これはコイルのシールドのために追加した配線です。
ボリュームポットはCTS製の選別品に新品交換しましたが、値は同じです。

フロントとセンターのシングルコイルはパラレル接続にしてシングルコイルらしさを残したままノイズキャンセル効果を求めました。
対してリアのハムバッカーはシリーズで接続してありハイパワーな状態になっています。
配線はテフロン被覆の銀メッキ線を使用してハイファイなトーンを狙っています。
これらの作業によりお預かりした時よりは全体的にノイズ低減効果はありましたが、元々からしっかりやってあるギターだけにStudio GREAMで処理しても以前のTom Anderson Drop Top Classicの作業同様、劇的には変わりませんでした。
配線やり直しや、サウンドチューニングと言う意味では喜んでもらえる内容だと思います。
今回はノイズ処理のみの作業なので\8000
ボリュームポット \1050
でした。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp
Suhrばっかりで読み辛い点はご容赦ください。

BAHAMA BLUEと呼ばれるこのカラーは透明感があって深い緑系の青色です。
最近ではTomよりも良質な木材ストックがあると言われるSuhrですが、これも良質なキルテッドメイプルが使用されています。

ネックは上質な、目の詰まったバーズアイメイプルで、ヘッドのブランドロゴもアバロン貝で入れられていて高級感が漂います。

ネックジョイント部分やカッタウェイ部分の滑らかな処理はTomと同様の抜群のフィット感です。

このギターはオーナーによってピックアップをTom Anderson製のSA1R/SA1/H3に交換してありました。

その他、ボリュームポットや配線も交換されていましたが、ノイズが気になるという事でStudio GREAMに持ち込まれたのです。

コンデンサもヴィタミンQレプリカが搭載されていました。
ピックガード裏には銅箔テープが貼られ、キャビティにはカーボン系導電塗料が塗られており、ノイズ対策はさすがハイエンドコンポーネントという感じでした。

しかし、ピックアップの高さが純正よりも増したため、ピックアップ間の音量調整が出来ず、バランスも悪い状態でした。
更にリアピックアップのマウントネジはボディに当たってしまっていました。

これらの問題を解決するため、キャビティにはヤスリをかけて均した後で、導電塗料を塗り直していきます。

ピックアップマウントネジが当たっていた部分も、ボディを少しだけ掘り込んで当たらないようにしています。

いつもの如く、塗布後に撮影しているのでまだ乾燥していません。
この作業期間中に、急に気温が下がってきたのでなかなか乾燥が進まず大変でした。
こちらはピックガード裏側です。

銅箔の上からアルミテープを貼り、どちらも導通するようにつないであります。
これにより低周波のみならず、高周波に対してもシールドを見込んでいます。
リアハムバッカーにはグラウンドへつながる黒い配線がこっそり追加されていますが、これはコイルのシールドのために追加した配線です。
ボリュームポットはCTS製の選別品に新品交換しましたが、値は同じです。

フロントとセンターのシングルコイルはパラレル接続にしてシングルコイルらしさを残したままノイズキャンセル効果を求めました。
対してリアのハムバッカーはシリーズで接続してありハイパワーな状態になっています。
配線はテフロン被覆の銀メッキ線を使用してハイファイなトーンを狙っています。
これらの作業によりお預かりした時よりは全体的にノイズ低減効果はありましたが、元々からしっかりやってあるギターだけにStudio GREAMで処理しても以前のTom Anderson Drop Top Classicの作業同様、劇的には変わりませんでした。
配線やり直しや、サウンドチューニングと言う意味では喜んでもらえる内容だと思います。
今回はノイズ処理のみの作業なので\8000
ボリュームポット \1050
でした。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp
- 関連記事
-
- FENDER JAPAN ST54-145EX/2TSの調整
- Suhr STANDARDのノイズ処理
- MUSICMAN AXISの調整
スポンサーサイト
コメント
帰宅していつものアンプで試して感動しました。
素晴らしい仕上がりで感謝感激です。
次はFenderもお願いすると思います。
エフェクター(DC30のヤツ)も年内に是非。
お忙しいとは思いますが、楽しみにしています。
素晴らしい仕上がりで感謝感激です。
次はFenderもお願いすると思います。
エフェクター(DC30のヤツ)も年内に是非。
お忙しいとは思いますが、楽しみにしています。
2010/10/05(火) 00:46:16 | URL | F #- [ 編集 ]
こちらこそ乗り換えが大変な位置関係でありながらわざわざご足労いただきありがとうございました。
Fenderもまたよろしくお願い致します。
あの手のギターなら劇的に変わると思いますよ。
MATCHBOXは隙を見て作成致しますね。
Fenderもまたよろしくお願い致します。
あの手のギターなら劇的に変わると思いますよ。
MATCHBOXは隙を見て作成致しますね。
2011/12/16(金) 20:56:46 | URL | Moo #- [ 編集 ]
| ホーム |