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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
MARSHALL BLUES BREAKER PEDALのモディファイ
今回はイギリスで製造されていた頃のMARSHALL BLUES BREAKER PEDALのモディファイです。
   IMG_5601.jpg
この外観では他にThe Guv'norとShred Masterが知られていますね。
3種類の中では一番歪みが大人しいのが今回のBLUES BREAKERになります。

今回は各部品の交換をしつつトゥルーバイパス化を行う事になりました。
   IMG_5602.jpg
DCジャックは基板固定型なので、これもパネル取り付け型に変更しないとなりませんね。

裏蓋を外してみると、ジャック類と電源部部品をまとめた基板と、メイン基板の2枚構成になっていました。
   IMG_5603.jpg
ジャック基板はIN/OUTジャックのナットでケースに固定。
2枚の基板をつなぐケーブルはINPUT、OUTPUT、DC9V+、バイアス(4.5V+)、グラウンドの5本が割り当てられています。
   IMG_5605.jpg
メイン基板はポット3つのナットと、フットスイッチナットの4か所でケースに固定されています。
   IMG_5604.jpg

今回は
・全てのポットやスイッチ、ジャックを保守交換する
・トゥルーバイパス化
・各部品を基板直付けではない接続方法に変更したい

このような希望でしたので、基板をどう固定するかが問題になってきます。
   IMG_5609.jpg
作業完了後写真をいきなり出しますが、パッと見た目には殆ど変わらないですね。
LEDが赤からクリアタイプに変更され、黒いネジ頭が見受けられる程度の違いでしょうか。

ジャック部分は見た目が変わっているのが判りやすい部分です。
ヴィンテージスタイルのメタルナットを持つCLIFF製ジャックとパネル固定型DCジャックに交換しました。
   IMG_5612.jpg
中身はこのような変貌を遂げていまして…
メイン基板は4か所の固定金具でネジ止め式に変更しています。
   IMG_5611.jpg
もう一方から見ると元々は無かったミニスイッチが増設されていますね。
   IMG_5608.jpg
この時期の3機種ではよく知られた"GAINポットの2-3番端子をショートさせる事でローゲイン時のこもりを解消するMOD"を出来るように増設したスイッチです。
オーナー様はオリジナルのサウンドを気に入られていましたので、抵抗やコンデンサを交換して回路定数を変える事は基本的に避けて、オリジナルのサウンドを保ったままスイッチで切り換え出来るスタイルにしました。
   IMG_5606.jpg
スイッチ切り換えのためには裏蓋を取り外すためにネジ4本を緩める必要がありますが、頻繁に切り替える部分でもない(どちらかの好きなサウンドが出るモードにほぼ固定される)ので納品後に音を聞きながら切り替えて選んでいただく事になるでしょう。

配線も邪魔にならないように取り回しつつ、部品交換の際も今後も楽に基板へアクセス出来るような配線長さを確保しています。
   IMG_5607.jpg

納品後に感想をいただきましたので、一部転載させていただきます。
エフェクターを試してみたのですが、MODモード最高でした。
これはMODモード以外使えないです。
そして、もはや別物といえる芸術的なハンドワイヤリングの内部に圧倒されました。
日曜日にスタジオにいたのですが、サックスとトランペットのメンバーが添付された写真を見てビックリしてました。
熊本スゲーって言ってました(笑)
無茶な注文だったにも関わらず、素晴らしい技術とセンスで応えていただき本当にありがとうございました。
また是非お願いしたいです。
失礼致します。


こちらこそチャレンジングなご依頼をいただき、楽しく頭を悩ませながら取り掛かれましたし、このように喜んでいただけると頑張って良かったなと思えます。
やはりMODモードの方を気に入っていただけたようで、心の中でガッツポーズでした。
またお気軽にご相談いただけると幸いですね。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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