今回は中古で入手されたGRECO ZEMAITIS GZ-2000のアッセンブリ変更とフレットすり合わせを行いました。

最近はGZシリーズではなく、グレード分けの3ラインナップに変わっており、このモデルは生産終了モデルとなっていますね。
特徴的なメタルプレートや貝の装飾も無い、とてもシンプルなルックスとなっていますが、とても丁寧に作られている印象です。
オーナー様は中古で入手されたばかりとのことで、確認したところハイポジションに音詰まりが目立つ状態でした。
・リアボリュームポットのシャフト折れのため交換
・ピックアップワイヤリング切り替えスイッチ増設
・フレットすり合わせ
上記内容の希望を伺ってお預かり致しました。

コントロールキャビティには炭素系導電塗料がしっかりと塗られており、アルミ製コントロールプレートにはグラウンドワイヤーが触れるように配線されていてとても丁寧な仕事が見受けられます。

電装部品もスイッチクラフト、CTS、スプラグ オレンジドロップコンデンサなど定番の高品質部品がしっかりと採用されていました。

ピックアップはDimarzio DP-103(PAF 36th Anniversary)が搭載されていまして、4芯シールド線でしたのでシリーズ/スプリット/パラレルに切り替えできるスイッチを増設したいとの事でした。

ボディをザグッて穴あけも厭わないとの事でしたので、かなり緊張する作業になりましたが、切削部には導電塗料を補修塗布しておきました。
コントロールプレートにザグッた部分は当然隠れつつ、希望の位置にスイッチが設置できるように位置決めを何度も確認して作業しました。

セレクタースイッチもキャップレスのラージブッシュタイプの切り替え感が好ましいとの事で、このタイミングでスイッチも交換しています。
BELDENの4芯シールド線を用いて配線していますが配線を通すためにボディに開いている穴が小さくて、キツキツでした。

元々、300KΩのポットが使用されていましたが、トーンポットには全開時には回路から切り離すNo Load Tone Potを使用したいとの事で取り寄せ。
取り外したトーンポットをクリーニングしてヴォリュームへ持って行き、シャフトが折れたポットを取り外す玉突き作業となりまして…
ほぼアッセンブリは全て組み直し作業でした。

ON-ON-ONで2回路あるミニスイッチを用いて、フロント&リアのワイヤリングを同時に切り替えます。
スイッチがセンター位置の時にはそれぞれのハムバッカーのポールピース側(アウトサイド側)シングルコイルが生きるような配線にしています。

コントロールノブには目盛り付きの物が好ましいという事で、色々なデザインがある中でGIBSONのリフレクタープレート付きノブを提案させていただきました。

くすんでいた金属パーツやボディは丁寧に磨いて汚れを落としてありますが、黒の艶あり塗装は指紋が目立つのでこまめに拭き上げする事が好ましいですね。

作業途中写真を撮り忘れていますが、ネックの軽い捻じれも出ていたのでフレット頂点で直線を出すべくすり合わせを行っています。
将来的にはフレット交換時に指板研磨修正が出来ればより安心して使えますので、フレット交換が必要なぐらいにこれから沢山弾いていってもらいたいですね。
24フレット仕様のため、フロントピックアップがレスポールよりもブリッジ側に位置しており、弦振動を支える部分にジュラルミンパーツを採用している事も相まって、そのサウンドはウォームというよりはシャープな感じがありますが、とても抜けの良いキャラクターで個性的なサウンドだなと思います。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp

最近はGZシリーズではなく、グレード分けの3ラインナップに変わっており、このモデルは生産終了モデルとなっていますね。
特徴的なメタルプレートや貝の装飾も無い、とてもシンプルなルックスとなっていますが、とても丁寧に作られている印象です。
オーナー様は中古で入手されたばかりとのことで、確認したところハイポジションに音詰まりが目立つ状態でした。
・リアボリュームポットのシャフト折れのため交換
・ピックアップワイヤリング切り替えスイッチ増設
・フレットすり合わせ
上記内容の希望を伺ってお預かり致しました。

コントロールキャビティには炭素系導電塗料がしっかりと塗られており、アルミ製コントロールプレートにはグラウンドワイヤーが触れるように配線されていてとても丁寧な仕事が見受けられます。

電装部品もスイッチクラフト、CTS、スプラグ オレンジドロップコンデンサなど定番の高品質部品がしっかりと採用されていました。

ピックアップはDimarzio DP-103(PAF 36th Anniversary)が搭載されていまして、4芯シールド線でしたのでシリーズ/スプリット/パラレルに切り替えできるスイッチを増設したいとの事でした。

ボディをザグッて穴あけも厭わないとの事でしたので、かなり緊張する作業になりましたが、切削部には導電塗料を補修塗布しておきました。
コントロールプレートにザグッた部分は当然隠れつつ、希望の位置にスイッチが設置できるように位置決めを何度も確認して作業しました。

セレクタースイッチもキャップレスのラージブッシュタイプの切り替え感が好ましいとの事で、このタイミングでスイッチも交換しています。
BELDENの4芯シールド線を用いて配線していますが配線を通すためにボディに開いている穴が小さくて、キツキツでした。

元々、300KΩのポットが使用されていましたが、トーンポットには全開時には回路から切り離すNo Load Tone Potを使用したいとの事で取り寄せ。
取り外したトーンポットをクリーニングしてヴォリュームへ持って行き、シャフトが折れたポットを取り外す玉突き作業となりまして…
ほぼアッセンブリは全て組み直し作業でした。

ON-ON-ONで2回路あるミニスイッチを用いて、フロント&リアのワイヤリングを同時に切り替えます。
スイッチがセンター位置の時にはそれぞれのハムバッカーのポールピース側(アウトサイド側)シングルコイルが生きるような配線にしています。

コントロールノブには目盛り付きの物が好ましいという事で、色々なデザインがある中でGIBSONのリフレクタープレート付きノブを提案させていただきました。

くすんでいた金属パーツやボディは丁寧に磨いて汚れを落としてありますが、黒の艶あり塗装は指紋が目立つのでこまめに拭き上げする事が好ましいですね。

作業途中写真を撮り忘れていますが、ネックの軽い捻じれも出ていたのでフレット頂点で直線を出すべくすり合わせを行っています。
将来的にはフレット交換時に指板研磨修正が出来ればより安心して使えますので、フレット交換が必要なぐらいにこれから沢山弾いていってもらいたいですね。
24フレット仕様のため、フロントピックアップがレスポールよりもブリッジ側に位置しており、弦振動を支える部分にジュラルミンパーツを採用している事も相まって、そのサウンドはウォームというよりはシャープな感じがありますが、とても抜けの良いキャラクターで個性的なサウンドだなと思います。
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