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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
SONY DPS R-7のオーバーホール
今回はSONY DPS R-7(リバーヴ)のオーバーホールです。

製造終了からもう長い期間が過ぎて、修理に困る事もあるでしょう。
特にこのシリーズは電源部にウィークポイントがあるようで、ディスプレイが点灯しないとかエフェクト音が出ないなど特有の故障が出るみたいですね。
   112.jpg
今回持ち込まれたR-7はチェック時には電源は入ったのですが、エフェクト音が鳴らない状態でした。
   113.jpg
ばらす前に動作確認を続けていると、ディスプレイのバックライトは点灯しているが、表示はされない状態になりバイパス音すら出なくなってしまいましたので、直すべく開けていきましょう。
   114.jpg

このシリーズにはディレイのD-7やモジュレーションのM7などどれも素晴らしいエフェクトが得られる名機がありますが、いかんせん昨今はラックエフェクトもプラグインになっていき、なかなか使われる事も少ないのかもしれませんね。
今でも十分通用するサウンドクオリティだと思いますが。
   115.jpg
内部のサブ基板上にはメモリーバッテリーが取り付けられているはずが雑にむしり取られていました。
交換しようとして断念したのでしょうか…
   116.jpg
CR2032のタブ付き電池が純正採用されていましたが、今や入手性に難有りなのでソケット式にしてCR2032電池を使えるようにします。
   IMG_6113.jpg

問題の電源ですが多数の三端子レギュレーターが用いられ、5V,12V,15Vのそれぞれ両電源で動作しています。
   IMG_6112.jpg
熱容量がギリギリなのかヒートシンクがアツアツになってしまうレギュレーターもあり、入力はあるのに規定電圧が出力されていない物は交換しました。
ヒートシンク付近のコンデンサは熱にやられたのか外装フィルムが剥けてきているものもあり、それらも交換していきます。
   IMG_6111.jpg
ヒートシンクにはクールスタッフという更に放熱性を上げるシートを貼ってみたりしていますが、付近の交換したコンデンサも105℃対応の物をチョイスしています。

可変抵抗器にあったガリは内部クリーニングを行い解消。
一晩通電させながら発熱量を見つつ動作確認を行い、作業完了となりました。

電源を切ると機械式リレーが完全に信号をINPUT→OUTPUTへとバイパスする作りも素晴らしいなぁと、子細眺めて感心しました。
無事に直って納品出来て喜んでいただけた事が私も嬉しい依頼でした。
ありがとうございます。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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