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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Tylor GS miniへのピックアップ取り付け
今回はTylor GS miniへL.R.Baggs Element-VTCピックアップの取り付け作業です。

小ぶりなGSシェイプで取り回しがし易いサイズ。
トップはマホガニー単板、サイド&バックはサペリ合板ですが、低音もしっかりと出て良く出来たギターだと感じました。
   IMG_6269.jpg

このギターにアンダーサドルピエゾピックアップを取り付けたい、とお持ち込みいただきましたが、ひとつ問題が。

このストラップピン部分を外してエンドピンジャックを取り付ける訳ですが…
   IMG_6270.jpg
取り外すと当然このように木材が剥き出しなります。
機能優先ならこのまま取り付けることは可能ですが、それでは素人作業だしあまりに格好悪い…
   IMG_6271.jpg

そこでサペリ板は近所には流通していないので、木目の似ているマホガニーの板材からスペーサーを削り出します。
   IMG_6272.jpg
穴あけと外周成形、面取りを行って寸法確認。
   IMG_6273.jpg
元々のネジはナベ頭でしたが、エンドピンジャックのナットに当たって邪魔なので、皿ネジへ変更&落とし込み加工を追加。
   IMG_6274.jpg
サイド板とツラツラに仕上げたかったのですが薄い板厚だとネジ締めして割れる可能性が増すため、エッジをテーパーに落として調整してみました。
   036.jpg
ボディが小さい分、トップ板裏側のブレイシング間隔も小さくて、コントローラーを貼れるスペースはここだけでした。
   035_202011091915016fe.jpg
もっと内側に設置したい場合はブレイシングをかわすためにスペーサーを作成して対応する事になりますが、ひとまずこれで使用感を確認していただく事に。

サドル下にピエゾピックアップを敷き込んだので、その厚みで弦高が上がりますからサドルも削って高さを調整しました。
カタログでは(マーチンでも使用されていた)ミカルタ材と記述がありましたが、こんなに硬くて削れない材じゃなかったはずだぞ?というぐらい硬くて材質を疑いつつ何とか完了。
   034.jpg
アンダーサドルピエゾピックアップは、昔は硬くて奥行きの無いいわゆるエレアコサウンドと言われましたが、最近はプリアンプの改良も進んで結構いい感じのサウンドで出力してくれる印象です。
ボディヒットサウンドが欲しいプレイヤーには他のピックアップが良いでしょうが、いわゆるストロークやアルペジオなどスタンダードな奏法のみの場合はハウリングにも強くて選択肢の一つになり得るようになったと感じますね。
   IMG_6276.jpg
納品時に大変喜んでいただきまして、よくよく話を伺ってみると…
ご依頼いただいたお客様のお兄様がオーナーらしく、代理でお持ち込みいただいたとの事。
そして仕上がりギターをチェックしたら思いのほか良くて、自分用でも1本買っちゃおうかな(笑)と仰られていたので…
もしかしてエンドピンジャック部の蓋部品削り出しをもう一度行う事になるのかもしれませんね。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
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mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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