今回はFENDER JAPAN TC72を、ローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ仕様にするモディファイです。

日本で黒のテレキャスターカスタムというと、このキース仕様かTMGEの故アベフトシ仕様が人気だと思います。
今回はキース仕様にするので、ピックアップセレクターの移設やブリッジ交換、ジャックプレート取り付けが主な作業になりますね。

2V2Tのコントロールのうち、フロントトーンを取り外した穴にピックアップセレクタースイッチを移設します。

テレキャスター定番のカップ型ジャックは、クロームメッキの金属プレートへ交換するのもこの仕様のポイント。

今回の作業にあたり、本人機写真等の資料をご用意いただきましたので大変参考になりました。

ブリッジはGOTOH製ブラスプレート&サドルの6連タイプへ交換しますが、5弦オープンチューニング仕様ではなくレギュラーチューニング用との事で弦は6本張ります。

ジャックプレートはレスポールなどのボディに沿うようなカーブに曲げられているのですが、TC72の取り付け面はフラットなのでそのまま取り付けると隙間が開いてしまいます。

そのため、ゴムハンマーでプレートを慎重に叩いて曲がりを平らに修正してから穴あけ位置を決めて取り付けしています。
フロントトーン撤去してリアトーンをマスタートーンに変更する事もあるようですが、配線はリアトーンのままでOKという事になりました。

また、ヴォリュームノブのメタルプレートが剥がれて紛失していましたので、新しいノブを用意して取り付けしています。
先ほどの資料を見ると、フロントのハムバッカーにはFENDERのロゴが無く、くすんだニッケルカラーになっているように見えます。

そのためベースプレートにハンダ付けされたカバーを一度取り外して、ロゴが無くなるまでひたすら研磨しました。

外観はクロームメッキが施されていますが、クロームメッキの下に銅のような赤みのあるメッキ層がありましたので、それまで削るようにしました。

磨きすぎると余計に格好悪いと思いましたので、ほどほどの艶感になるような番手までの研磨にしています。
そしてそして、トグルスイッチを撤去した跡には穴が開いてしまうので、それを塞ぐ金属部品が欲しい訳です。
本人使用機にも装着されているのですが、何が使われているのかわからず…
探しまくって「これならそっくりなのでは?」という部品を入手出来たので、表面を少しサンドペーパーで荒らして艶感を資料の感じに寄せて取り付け。

裏からワッシャーとナットで固定しているので、取り付けも取り外しも簡単です。

全体的にワックスがけをして、弦を張りネックや弦高調整を行って完成です。
その他にもキース仕様のギターを複数所有されているようですが、そのラインナップにまたこの一本が加わって喜ばれていました。

お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp

日本で黒のテレキャスターカスタムというと、このキース仕様かTMGEの故アベフトシ仕様が人気だと思います。
今回はキース仕様にするので、ピックアップセレクターの移設やブリッジ交換、ジャックプレート取り付けが主な作業になりますね。

2V2Tのコントロールのうち、フロントトーンを取り外した穴にピックアップセレクタースイッチを移設します。

テレキャスター定番のカップ型ジャックは、クロームメッキの金属プレートへ交換するのもこの仕様のポイント。

今回の作業にあたり、本人機写真等の資料をご用意いただきましたので大変参考になりました。

ブリッジはGOTOH製ブラスプレート&サドルの6連タイプへ交換しますが、5弦オープンチューニング仕様ではなくレギュラーチューニング用との事で弦は6本張ります。

ジャックプレートはレスポールなどのボディに沿うようなカーブに曲げられているのですが、TC72の取り付け面はフラットなのでそのまま取り付けると隙間が開いてしまいます。

そのため、ゴムハンマーでプレートを慎重に叩いて曲がりを平らに修正してから穴あけ位置を決めて取り付けしています。
フロントトーン撤去してリアトーンをマスタートーンに変更する事もあるようですが、配線はリアトーンのままでOKという事になりました。

また、ヴォリュームノブのメタルプレートが剥がれて紛失していましたので、新しいノブを用意して取り付けしています。
先ほどの資料を見ると、フロントのハムバッカーにはFENDERのロゴが無く、くすんだニッケルカラーになっているように見えます。

そのためベースプレートにハンダ付けされたカバーを一度取り外して、ロゴが無くなるまでひたすら研磨しました。

外観はクロームメッキが施されていますが、クロームメッキの下に銅のような赤みのあるメッキ層がありましたので、それまで削るようにしました。

磨きすぎると余計に格好悪いと思いましたので、ほどほどの艶感になるような番手までの研磨にしています。
そしてそして、トグルスイッチを撤去した跡には穴が開いてしまうので、それを塞ぐ金属部品が欲しい訳です。
本人使用機にも装着されているのですが、何が使われているのかわからず…
探しまくって「これならそっくりなのでは?」という部品を入手出来たので、表面を少しサンドペーパーで荒らして艶感を資料の感じに寄せて取り付け。

裏からワッシャーとナットで固定しているので、取り付けも取り外しも簡単です。

全体的にワックスがけをして、弦を張りネックや弦高調整を行って完成です。
その他にもキース仕様のギターを複数所有されているようですが、そのラインナップにまたこの一本が加わって喜ばれていました。

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