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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
L.R.Baggs PARA ACOUSTIC D.I.の箱替え
今回はL.R.Baggs PARA ACOUSTIC D.I.のケースを変更する箱替え作業です。

アコースティックギタリストに人気のPARA ACOUSTIC D.I.ですが、スチールケースのため結構ズッシリした重量があります。
オリジナルの重量はバッテリー入りで640gもありました。

「ギターのソフトケースに入れて持ち歩く荷物をもう少し軽くしたい」という事でご相談を受けてアルミ素材での箱替え作業を行いました。
   IMG_6867.jpg
このスチールケースのみでも480gもの重さがあるのです。
内部の基板など、ケース以外の部品は114gでした。
   IMG_6870.jpg

スチールケースの穴位置を測定し、アルミ板折り曲げケースの図面を作成して、メーカーさんにオリジナルのアルミ折り曲げケースを作成してもらいました。
   IMG_6865.jpg
一番大変だったのは採寸とその図面にミスが無いかの検証ですね。
基板の固定方法も変わるので、その辺りの寸法微調整も行っています。
   IMG_6866.jpg
アルミ折り曲げケース単体の重量は125g(スチールケースは480g)と大幅に軽くなりました。

ラベルを作成するまでに時間がかかりそうなので、取りあえずマスキングテープ貼り状態で組んでみました。
   IMG_6871.jpg
元々の小さなつまみは現場で視認性が悪いので見易くしたいという事で、プラスチックノブを取り付けてみました。
このノブ8個で15gの増加となります。

操作感やサイズが変わる訳では無いのですが、スチールよりも強度は落ちるので間違って足で踏まないように気を付ける必要はありそうです。
   IMG_6872.jpg
オリジナルケースのシルク印刷をスキャンしてラベルを作成して貼り付けようと思いますが、ちょっと作成に時間がかかりそうなのでひとまずこれで使っていただく事になりました。
   IMG_6873.jpg
電池込みの総重量は640gから305gと半分以下の重量となり、その軽量化にお喜びいただけました。
ちなみにこれは定番マイクであるSHURE SM58よりも軽い重量です。


実は同じケースをスペアとしてもう1つ作成しているので、ご希望の方がいらっしゃいましたら販売する事も可能です。
箱替えに必要なネジ類は全て付属します。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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