機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ACOUSTIC PREAMPの作成
最近、と言ってももう数年以上前からアコースティックギターの分野においてマグネチックピックアップと、コンタクトピエゾピックアップを搭載しブレンドする方法が人気を集めています。

しかしこのピックアップに対応した入力インピーダンスを持ち、それらをブレンドするミキサーとイコライザを搭載した物といえば市販品では数が少ないため選択肢が限られていました。
トッププロの使用するM-FACTORYなどはなかなか良いお値段だったりして、希望のサウンドを得るには多大なコストがかかっていました。

そんな訳でこの2チャンネル対応のプリアンプ作成のお話を頂きました。

   DSC05892.jpg
   DSC05802.jpg
   DSC05895.jpg

ああでもない、こうでもないと部品の配置を現物合わせで考えます。
(サイズを調べる為なので部品の数値は適当です)



悩んだ末に組みあがったフロントパネルがこれ。
   DSC05929.jpg
当初は化粧板を作る予定でしたが、アルミ板の上にはレタリングを施してありました。
この保護のためにアクリルパネルでカバーしようと思い付き、アクリル板からトリマーにて削り出しました。

2mm厚のクリアアクリルパネルを使用しています。
   DSC05930.jpg

ノブを装着するとこのような状態です。
   DSC05932.jpg

上下2段に分かれていて、上の段がピエゾ用、下の段がマグネチック用のコントロールになっています。
   DSC05933.jpg
左からGAIN、TREBLE、MID、LOWで、右端のノブはマスターボリュームです。
各イコライザの周波数帯やQは依頼者の希望に合わせて細かく調整してあります。
こんな事が出来るのもオーダーの強みですね。

ケースに組み込むとこのような状態です。
ハーフラックサイズよりちょっと大きいぐらいです。
   DSC05948.jpg

裏面にあるノブはコンタクトピエゾのハウリングを抑えたりするカットフィルタです。
これも希望の周波数帯に設定してありますが、使ってみて変更が出てくるかもしれませんのでレタリングを行っていません。
   DSC05941.jpg

フロントパネルのジャックはステレオジャックになっていて、TIPにはマグネチック、RINGにはピエゾが割り振られています。
これは依頼者のギターに搭載されたピックアップシステムがこのように接続されているためです。
   DSC05949.jpg

電源アダプターを接続して、このジャックにシールドを挿すとLEDが光って回路がONになります。
   DSC05950.jpg

基板レイアウトはこのような状態です。
   DSC05923.jpg
さすがにハンドワイヤリングで作るには気が滅入るサイズですが、殆どは電源回路です。
各チャンネルの位相差を減らすため、配線の長さや回路パターンまで同じで組んであります。
イコライザ回路を通った後にミックスされるまでは完全独立です。

部品実装面はこのような状態。
   DSC05935.jpg DSC05938.jpg

チェックのためにピックアップシステムをお借りして、アコースティックギターに取り付けて試してみました。
   DSC06122.jpg
コンタクトピエゾは本来はサウンドホール内側のブリッジ付近に取り付けるのですが、あくまで撮影のためにこんな配置です。
ギターが違うので、希望とする周波数帯にばっちりハマっているかは判らずでした。
今後、やり取りを続けて微調整を行っていく事になるとは思いますが、ひとまず納品となりました。



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Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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