機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
MAXON DS-830のトゥルーバイパス化
マクソンのDS-830 "Distortion Master"というディストーションペダルのトゥルーバイパス化です。

   DSC02998-b.jpg
見た目はこんな感じの弁当箱サイズですね。


いきなり中身をドン!DSC02989-b.jpg
このエフェクターは回路のバッファを通り、信号が2系統に分けられています。
一方はその後の歪み発生回路。
もう一方はスイッチへ。
そしてスイッチにてアウトプットジャックにつながるのがどちらかを切り替えています。
昔からある配線方法ですが、音が変わるのも事実。


スイッチ部分の拡大写真DSC02990-b.jpg
手前のピンクの線はLED用で、右側の黒はグラウンドです。
左上の白はディストーション回路からのアウトプットです。
真ん中の白はアウトプットジャックへつながっています。
右上の緑はバッファ通過後に分岐された線です。

ハンダもてんこ盛りだし、線は絡げていないし、いかんですね。

今回はコレをトゥルーバイパスにしたいという依頼でした。


という訳でいきなり作業後の写真(笑)DSC02991-b.jpg
9ピンのスイッチを使い、トゥルーバイパスにしてあります。
ジャックはスイッチクラフト製に交換して確実なコンタクトを得ました。

元々の配線材は細く頼りなかったので、全て22AWG(線の太さを表す単位)の線に交換してあります。


スイッチ部分のアップはこんな感じです。DSC02994-b.jpg
いつもやっている事ですが、綺麗に出来たと思います。


オリジナルの状態ではゲインを上げた際のノイズが少し気になりましたので、基板のICも交換してあります。
標準ではJRC4558Dが入っていました。
試しにローノイズ選別品であるJRC4558DDにしてみたけど大して変わらない。
明らかにローノイズになるICもありましたがトーンが変わり過ぎちゃうので却下。
なので最終的に4558の改良版として開発されたICにしました。
品番は…秘密です。
全体的なトーンとして、ローノイズでありながらハイゲインなペダルになったと思います。


また、依頼者の希望により、LEDは標準の赤から白に交換もしてあります。





上記作業は旧屋号時代のものでしたが、その記事を見られた関東の方より、同様の作業依頼をいただきました。

純正状態では赤LED仕様です。
   DSC09708.jpg

最近のモデルはT10サイズのヘックスローブネジに変更されており、簡単には開けられないようになっています。
   DSC09710.jpg

当然、適合する工具を持っていないと作業が出来ませんが、このネジを外して中を確認します。
   DSC09711.jpg
中身はバッテリースナップ以外は変化が無いようですね。

基板を取り外してトゥルーバイパスになるように部品の変更や配線の交換を行います。
   DSC09712.jpg

併せて、ICをソケット化しつつローノイズでありながら音に艶が感じられるチップに載せ換え。
電源ノイズの低減作業も行いました。
   DSC09713.jpg
LEDは高輝度のブルーに変更。

内部の配線材は22AWGサイズに太くした上で作業を行いました。
   DSC09714.jpg

GREAMステッカーを貼って完成。
   DSC09717.jpg
大音量で鳴らしてチップの選定を行っておりますので、より本番でのパフォーマンスに近いサウンドを意識しながら調整できたと思います。





このトゥルーバイパス作業はスイッチ代込みで7000円です。
IN/OUTのジャックを交換する場合は3000円の追加となります。
IC交換は上記作業と同時作業の場合、1000円アップで可能です。



お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp

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