機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Collings 290の調整
ヴィンテージMARTINの修理・研究で培った技術を元に、Bill Collings氏が興したアコースティックギターブランド、Collings。
MARTINよりも高額なギターを作っているがMARTINを知り尽くした玄人が次に選ぶギターとして有名になり、今や一大企業となりました。

そのメーカーが放つエレクトリックギターの中でも一番お求め易い価格(と言っても定価40万円!!)の290の調整です。
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選び抜かれたホンジュラスマホガニーによるボディ&ネックに組み合わされるのはLollar PickupとTone Pros Bridgeなど選りすぐりのパーツ類です。

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ロッドカバーの「290」ロゴも浮き彫りになっていて高級感が漂いますね。

このギター、アコースティックギターか??と錯覚するぐらい全体で鳴ります。
ソリッドギターでも木材の取り方と組み込み方でここまでいけるんだと驚きました。

いつか個人的に買いたいギターの1つです。
(他にもあるのか!?)

このギターは以前に調整したFENDER JAPAN ST68HOのオーナーのギターです。

さて、まずはこのギターのノイズ処理を行っていきます。
   DSC06430.jpg
少しハンダが多いかな、ってぐらいで純正状態でも素晴らしい配線の取り回しです。

導電塗料を塗るために部品を外します。
   DSC06442.jpg
コントロールキャビティは複雑な形状に加工されていますね。


導電塗料を塗布して組み立てたらこのような状態です。
   DSC06448.jpg
コンデンサの効き具合も素晴らしく、部品の交換は行いませんでした。

   DSC06437.jpg
コントロールプレートにはアルミテープを貼ってシールド効果を持たせます。

次にピックアップ部分を見ていきましょう。
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ネックジョイントは隙間なく組み合わされ、最近のGIBS○N社のそれとは雲泥の差です。

ピックアップはシングルコイルなのでコイルのシールディングも行います。
   DSC06446.jpg
絶縁テープと銅箔テープでコイルへのノイズをシールドしています。
   DSC06447.jpg
髪の毛よりも細いワイヤーを扱うので、手早くハンダ付けしないと熱で断線してしまいます。
これを失敗しないように出来るようになるにはひたすら経験を積むしかないですね。

そして最後に指板の処理です。

<ノーマル>
   DSC06443.jpg

<作業中>
   DSC06444.jpg

<作業後>
   DSC06452.jpg

指板エッジをやすりで1か所ずつ丸めて、サンドペーパーで仕上げます。
握った感触が柔らかくなるので弾き易いですし、手間を考えたら赤字ですがこういう事で大きく弾き心地も変わる事を知ってもらいたいのです。

シングルコイルのギターですがハードにドライブさせてもノイズは気にならない程度まで減少させる事が出来ました。


全体調整&ノイズ処理 \12000
ラッカー塗装 \1000UP
セットネック \1000UP
交換部品無し

合計\14000でした。
電装系の部品を全て交換しても20000円前後です。
レスポールジュニアなどをお持ちの方にもオススメのセットアップです!!





お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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