今回はオーダーにてインプットセレクターを作製しました。
・ギターを2本持ち換えし易いようにスイッチで切り替えたい。
・ギターごとの出力差があるのでレベル調整が欲しい。
・ボード内でのケーブル取り回しを考えて、ジャンクションボックス的機能も持たせたい。
・音質劣化を極力無くしたい。
このような希望でしたので、部品配置のレイアウトは何度もやり取りを行いました。
バージョン1>
電池入りで、レベル調整ノブは縦に並んでいます。

バージョン2>
電池は不要、ノブは上に横並びにしたい、ということで改良版

バージョン3>
インプットジャックA/Bとアウトプットジャックはケーストップに配置したい、との事で更に変更。

バージョン4>
フットスイッチはもう少しケースの真ん中にしたい、との事で変更。
ジャックはサイド配置になっているが、既にトップ配置で固まっていた頃。

これがほぼ決定稿になりケースに穴あけを行いました。

塗装前の足付け研磨も済んだ状態です。
今回は「渋白」というカラーリング希望でしたので、美濃焼きをモチーフに塗装をしました。
下地としてゴールドとブラウンを半乾き状態で塗り重ね、その上からアイボリーを薄く塗り、ホワイトを3回塗り重ねて乾燥させました。
乾燥後に180番のペーパーでホワイト部分を研磨して下地を部分的に露出させます。
180番のヤスリ目を800番ぐらいまでのペーパーで目立たなくしてから再度ホワイトを遠くから吹いてぼかします。
この後でラベルを貼って、ウレタンクリアを重ね塗りして乾燥したら組み立てという…大変に手間の掛かる塗装になってしまいました。
これはラベルを貼ったすぐの状態で、クリアはまだ未塗装です。

ウレタンクリアの乾燥後に組み立てました。

当初はこの写真のように、プラグを挿していないインプットはグラウンドに落とす配線にしていたのですが、変更してプリセットボリュームとしても使えるようにしました。
ギター1本の時は2種類のボリュームをプリセット出来るようになっています。
ラグ板に組まれたバッファブースターにはStudio GREAMの定番であるBBBを搭載しています。
チャンネルの区別はこのようにLEDカラーで分けています。

チャンネルAはBLUE、チャンネルBはREDが割り当てられています。
裏蓋はこのようなカラーで、くすんだようなホワイトになるようアイボリーカラーが上手く作用しています。

完成かと思いきや、チェック中にケーブルを接続したらフットスイッチが踏みにくいという事に気付きまして…

メタルノブの内径を10.5mmのドリルで広げてスイッチに取り付けるゲタを作製しました。
L字プラグ使用の場合はスイッチの方が背が高くなり、より踏みやすくなりました。

納品後にボードの写真を送っていただきました。

ストレートプラグを使用されていますが、特に踏みにくさは無いそうです。
そして左下の空きスペースは将来的にボリュームペダルを入れる為に確保してあるそうです。
Studio GREAMではボリュームペダルのモディファイも行っておりますので、その際はまたよろしくお願い致します♪
インプットセレクターにプリセットボリュームとジャンクションボックス機能を内蔵した、ありそうで無い物を作ることが出来ました。
価格は20000円です(安過ぎると経理に注意されてます 笑)
市場に無いからStudio GREAMで手がける意義があると考えているので、ご相談やお問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM
mail to → info_gream@ybb.ne.jp
・ギターを2本持ち換えし易いようにスイッチで切り替えたい。
・ギターごとの出力差があるのでレベル調整が欲しい。
・ボード内でのケーブル取り回しを考えて、ジャンクションボックス的機能も持たせたい。
・音質劣化を極力無くしたい。
このような希望でしたので、部品配置のレイアウトは何度もやり取りを行いました。
バージョン1>
電池入りで、レベル調整ノブは縦に並んでいます。

バージョン2>
電池は不要、ノブは上に横並びにしたい、ということで改良版

バージョン3>
インプットジャックA/Bとアウトプットジャックはケーストップに配置したい、との事で更に変更。

バージョン4>
フットスイッチはもう少しケースの真ん中にしたい、との事で変更。
ジャックはサイド配置になっているが、既にトップ配置で固まっていた頃。

これがほぼ決定稿になりケースに穴あけを行いました。

塗装前の足付け研磨も済んだ状態です。
今回は「渋白」というカラーリング希望でしたので、美濃焼きをモチーフに塗装をしました。
下地としてゴールドとブラウンを半乾き状態で塗り重ね、その上からアイボリーを薄く塗り、ホワイトを3回塗り重ねて乾燥させました。
乾燥後に180番のペーパーでホワイト部分を研磨して下地を部分的に露出させます。
180番のヤスリ目を800番ぐらいまでのペーパーで目立たなくしてから再度ホワイトを遠くから吹いてぼかします。
この後でラベルを貼って、ウレタンクリアを重ね塗りして乾燥したら組み立てという…大変に手間の掛かる塗装になってしまいました。
これはラベルを貼ったすぐの状態で、クリアはまだ未塗装です。

ウレタンクリアの乾燥後に組み立てました。

当初はこの写真のように、プラグを挿していないインプットはグラウンドに落とす配線にしていたのですが、変更してプリセットボリュームとしても使えるようにしました。
ギター1本の時は2種類のボリュームをプリセット出来るようになっています。
ラグ板に組まれたバッファブースターにはStudio GREAMの定番であるBBBを搭載しています。
チャンネルの区別はこのようにLEDカラーで分けています。


チャンネルAはBLUE、チャンネルBはREDが割り当てられています。
裏蓋はこのようなカラーで、くすんだようなホワイトになるようアイボリーカラーが上手く作用しています。

完成かと思いきや、チェック中にケーブルを接続したらフットスイッチが踏みにくいという事に気付きまして…

メタルノブの内径を10.5mmのドリルで広げてスイッチに取り付けるゲタを作製しました。
L字プラグ使用の場合はスイッチの方が背が高くなり、より踏みやすくなりました。

納品後にボードの写真を送っていただきました。

ストレートプラグを使用されていますが、特に踏みにくさは無いそうです。
そして左下の空きスペースは将来的にボリュームペダルを入れる為に確保してあるそうです。
Studio GREAMではボリュームペダルのモディファイも行っておりますので、その際はまたよろしくお願い致します♪
インプットセレクターにプリセットボリュームとジャンクションボックス機能を内蔵した、ありそうで無い物を作ることが出来ました。
価格は20000円です(安過ぎると経理に注意されてます 笑)
市場に無いからStudio GREAMで手がける意義があると考えているので、ご相談やお問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪
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コメント
田中様
お世話になっております。
早速のアップありがとうございます!
こんなに手間がかかっていたのかと改めて
感動しました!“本当にいい一品”ありがとうございました
お世話になっております。
早速のアップありがとうございます!
こんなに手間がかかっていたのかと改めて
感動しました!“本当にいい一品”ありがとうございました
2011/05/17(火) 22:33:35 | URL | aizawa #- [ 編集 ]
aizawa様
コメントありがとうございます。
この塗装方法はDurandalでもやっているのですが、手間がかかるのでなかなか量産には向きません。
マーブル以外で同様な作業時間で出来るフィニッシュがあれば良いなと模索中です。
またよろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
この塗装方法はDurandalでもやっているのですが、手間がかかるのでなかなか量産には向きません。
マーブル以外で同様な作業時間で出来るフィニッシュがあれば良いなと模索中です。
またよろしくお願い致します。
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