機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
Noah's Ark AC/DC-1のモディファイ
今回はまたNoah's Arkです。
コストパフォーマンスに優れますが、クオリティは今一歩との声がありますね。
しかしちょっといじると化けるポテンシャルも秘めたブランドです。

今回の題材はAC/DC-1というDC9V&DC12Vのみならず、AC100Vも使えるパワーサプライです。
   DSC06828.jpg

メインの電源はAC100Vで供給する仕様です。
   DSC06829.jpg

直流を生成する為の下準備としてトランスが設置され、AC100VからAC16VとAC13Vに電圧を下げています。
   DSC06830.jpg
配線は一本一本丁寧にチューブで覆われており、しっかりした作りです。

AC100Vコンセントはインプットジャックからのそのままの分岐となっています。
   DSC06832.jpg

直流を生成する基板部分は同様の回路が2つ組まれてます。
   DSC06834.jpg
トランス→ブリッジダイオード→3端子レギュレーター→アウトプットという流れです。


今回は(使用環境により)ノイズが気になる、との事でStudio GREAMに持ち込まれました。


心臓部でもあるトランスはなんと大胆に撤去しました。
   DSC06835.jpg
壁コンセントはどこでもAC100Vが取れる訳ではありません。
場所によってはAC90V程度と低い電圧しか取れない事もあります。
その低い電圧でトランスに入力されると、出力電圧も下がってしまいます。
それによりレギュレーターでリップルノイズを除去出来ずにノイズが残ってしまう事もあるのです。

トランスを撤去したそのスペースにはスイッチング電源を入れました。
   DSC06838.jpg
インプットジャックもノイズフィルター付きに交換しています。

電圧監視機能つきのスイッチング電源に交換する事により、電圧変動が起きてもある程度一定の直流電圧出力を維持する事が安価に出来るようになります。

そのスイッチング電源からの出力を基板上のレギュレーターに入力してノイズの少ない綺麗な直流に整えます。
   DSC06837.jpg
コンデンサの容量や種類を変更したり、レギュレーターも高性能の物に交換しました。

ノイズフィルタ付きのインプットジャックを取り付けるためにケースを削ったり穴を開けたりと加工を行っています。
   DSC06839.jpg

目立たないように黒いネジを使ったりしているのはちょっとした拘りです。

ステッカーを貼って完成!!
   DSC06840.jpg
ノイズも減少し艶やかなトーンになったと思います。
(旧社名のため、ロゴは伏せております)

チェックでは入力電圧をわざと下げてもDC12VやDC9Vはふらつく事無く安定して出力を確保しました。
これからボードに組んで実際の使用環境でのチェックが始まります。


今回は需要がありそうな作業だと感じましたので12000円で行いました。
往復の送料は別途かかってしまいますが、AC/DC-1のノイズに悩まされていた方は是非お問い合わせ下さい。






その後、このモディファイ依頼や問い合わせを多数いただきました。
その中で「12Vを使う機材が無いから、どうせなら18Vに変更したい」という内容がありましたので、ご希望の通りに仕上げました。

ただし、取り出せる電流はmax500mAまで、安全のために350mA程度で抑えた方が発熱が少ないです。
勿論15Vでも16Vでもご希望に合わせて調整しますが、既にモディファイ後の追加加工や、加工後の電圧変更は出来ませんのでご注文時にご指定ください。

この加工は3000円追加で承ります。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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