機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
HUGHES&KETTNER(ヒュースアンドケトナー)/TRIAMPの修理
今回は私が個人的に大好きなアンプヘッド、HUGHES&KETTNER(ヒュースアンドケトナー)のフラッグシップモデルであるTRIAMPを修理しました。

これは初期の物で、MIDIモジュールは別売りで出力管はEL34のモデルです。
この会社のアンプはパネルが青く光ってステージで目立つので一時期凄く売れましたね。

個人的にはリヴァーブ付きの初期モデル(フロントパネルは光らない)の方がサウンドが好きです。
油と埃にまみれて汚れて、動作もしないジャンク状態で運よく入手しました。
ちなみに学生時代にも全く同じ物を使っていまして、今も大事に実家に持ってたりします。

   DSC06687.jpg
フロントパネルの内側も油膜や埃が付着し、外装はカビが生えてしまっていました。


内部はまるでゴ○ブリホ○ホイのように粘着いていました。
どんな風に使えばこんなになるのでしょうね。
中華料理屋の厨房近くに置かれていた??とも考えにくいし…
   DSC06683.jpg
白い斑点は全てカビです。

真空管はほぼ全てRUBYブランドの物に交換されていました。
   DSC06682.jpg
しかしパワー管は完全に2本死んでましたので4本とも交換します。
右端の真空管は空気が入ってしまってます。

   DSC06874.jpg DSC06875.jpg
シャーシ内部にも汚れがべったりで、部品が焼けた部分もありましたのでクリーニング後にチェックして抵抗とコンデンサをいくつか交換してあります。
回路図が公開されているから良いものの、自分で回路を起こして修理するにはうんざりしてしまう複雑さですね。


次に一番問題の外装です。
   DSC06860.jpg
全てバラして外で観察。
   DSC06863.jpg DSC06861.jpg
夥しいカビ、カビ、カビで触るのも躊躇します。


今回は一般家庭用の水性塗料(耐候性)をローラーと刷毛にて塗る事にしました。
カビ止め剤も入ってますし、乾燥後は衝撃や水濡れにも強い塗膜を形成します。
   DSC06864.jpg
熱中症の危険性と闘いながら塗りました。

   DSC06865.jpg DSC06866.jpg
隅々まで真っ黒!!内側も塗ってます。
意外にも目立つようなムラが出ず、乾燥中の虫の付着に悩まされることもありませんでした。

フロントパネルってガラス製なんですね。
   DSC06867.jpg
アクリルやポリカーボネートで作り直せばもう少し軽くなるかも…

真空管はパワー管交換で様子を見ます。
   DSC06878.jpg
グルーヴチュ−ブ社の扱うMullardリイシューを買ってみました。
当初はJJにするつもりでしたが、少し安く買えたので取りあえずこれで。
レーティングは4番なのが少し残念(個人的には7〜8ぐらいが欲しかった)ですが、消耗品なので次はJJにしようかな。

サウンドは荒々しいドライブが良い感じですが、クリーンでもノイズが少なくてこれはこれで良いかもしれませんね。


塗装が終わったケースにフロントパネルやシャーシを組み込みました。
   DSC06879.jpg
あれだけカビが生えていたアンプなので、ネジ類もほぼ全て錆びていました。
この際に全て交換しようと思っているのですが、まだ一部は揃っていないため完成まではあと一歩の状態です。


ま、実際に使うようになるのはきっと2012年になってからでしょうから、それまでは寝かせておこうと思います。


しかしアンプの修理はエフェクターと違って体力が必要ですね。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
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