機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
ROCKTRON製RACK EFFECTSの修理
熊本に引っ越してきて、開業準備に追われ、全く修理などの作業が出来ていないので東京で行った作業の中で未公開のものをご紹介致します。

ROCKTRONというと、以前はプロミュージシャンのラックには必ずと言っていいほど入っていたブランドでした。
当時から使用されている物は経年劣化によりメンテナンスが必要な物も多くなっています。

今回は以前にもStudio GREAMをミキサーのメンテナンスでご利用いただいたお客様より、ROCKTRONのラックエフェクター3台のメンテナンスをご依頼いただきました。

・動作が不安定になってきていて、コントロールノブにはガリが酷い。
・全体的なノイズ量の低減

上記のような内容で、いわゆるオーバーホール+αといった作業を行う事になりました。

まずは3台の全体像。
   DSC07381.jpg


そして1台ずつ初期症状確認の上で開けていきます。

XDC
   DSC07384.jpg
ノイズリダクションで有名なHUSHを搭載したディストーションですが、片側のチャンネルがうまく動作しなかったり、ノイズが多かったりとかなりコンディションが悪くなっていましたので、思い切って部品を大幅交換しちゃいます!!
   DSC07396.jpg
ポットはガリが出ていた物も、まだ大丈夫そうな物もこの際に全交換。

   DSC07395.jpg
電源部分のコンデンサは基板のブランク部分に端子用の穴を開けて固定し、基板の裏側で配線しています。
両側のチャンネルもしっかりと効動作するようになったし上手くメンテナンス出来ました。
サウンドはお預かり時よりも抜けるサウンドになりました。


GAP1
このGAP1(正確にはG.A.P.1)はこれもディストーションなのですが、とにかくガリとホワイトノイズが多かったので沢山の部品を交換しました。
   DSC07391.jpg
   DSC07393.jpg DSC07394.jpg
これらがノーマルの状態ですね。

そして作業完了後。
   DSC07403.jpg
   DSC07404.jpg
   DSC07405.jpg
ポットの数が多く、配線の準備が一番大変だったかもしれません。
Cカーブの2連ボリュームというかなり入手困難な部分があったので、この部分はBカーブポットと合成抵抗で代用しました。
しかしメンテナンスの甲斐あって圧倒的にノイズが減ったのでこれからまた硬質なディストーションを楽しめる事でしょう。
LEDも大幅に交換して視認性を向上させてあります。


300A
   DSC07398.jpg
昨今の機材のようにチップ部品&両面基板で入り組んだ構造では無いのでパターンを追う事も大変ではありませんでした。

   DSC07399.jpg
この白いプラスチックのポットはガリが酷く、殆ど使い物にならない状態になっていました。
同じ部品を取り付けてもゆくゆくは同様の症状に悩まされる事になるので、依頼主の承諾の上でもっと丈夫な部品に交換する事にしました。

   DSC07402.jpg
電源部分もこの状態からコンデンサの交換を行います。

そして作業完了後。
   DSC07406.jpg

電源部分のコンデンサは容量アップによるサイズ増大のため寝かせて設置。
   DSC07409.jpg
レギュレーター後のコンデンサや各IC付近に設置されたバイパスコンデンサも交換しました。

ポットは全て撤去して16パイの炭素皮膜抵抗器に交換。
   DSC07410.jpg
値やカーブは入手可能な範囲で合わせてあります。
このエフェクターだけは抜けが悪く感じましたので、信号経路の部品交換を行い、ちょっとしたモディファイも施しています。
そして暗かったインジケーターLEDも高輝度タイプに交換して視認性をアップさせました。


完成後にラックに組み付けた状態です。
   DSC07411.jpg
ポット交換に伴い、元々のノブが使えない物もありましたので、デザインが似たような物を使用したりして対応しています。
この部分は今後もノブを探して、見つかったら交換させていただこうと考えています。




お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom GUITARS & EFFECTS,Repair
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp

関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック