機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
オーダーPICKGUARDの作成
東京時代にご縁のあった方より、ピックガード作成の依頼をいただきました。

ご自身の愛用するVanzandtのプレシジョンベースのピックガードを、敬愛するスティーヴ・ハリス(IRON MAIDEN)と同じミラータイプに換えたいので作ってほしい!との事でした。
   DSC08198.jpg
遠方なのでピックガードを外して送ってもらいました。
アルミアノダイズドピックガードです。
実際は右利き用ですが、写真を裏側しか撮っていなくてレフティーのように見えますね…申し訳ない。


スティーヴ・ハリスと言えば、ミラーピックガードのプレシジョンベースがトレードマーク!
元を辿るとTHIN LIZZYのPhil Lynott(以前はフィル・リノットと呼ばれていたが、日本国内では近年「ライノット」表記に統一されたらしい…)もミラーピックガードですね。
とにかくステージではキラキラと反射して目立ちまくります!

そしてその素材ですが、一般的な塩ビ系素材では見当たらないので、透明アクリル板にアルミ蒸着したものを今回は使用します。

当初は木材(MDF材を使いたいのだが、売っていなかったので試しにシナ合板を使用)に一度写し取って、それをガイドにピックガード素材を加工する予定でした。
   DSC08199.jpg
取りあえずこのまま加工してみたら板の繊維がささくれてきちゃって使えなかったのです。
普段やらない方法でやろうとするとダメだなぁ。
近所のハンズマンでMDF板を扱ってもらえないか問い合わせてみようと思いました。

という訳でピックガード素材(アクリルミラー t=2.0)を直接切り出す方式に転換!
   DSC08200.jpg
電動糸鋸など持っていないので、アクリルカッターとコッピングソーでひたすら切り出していきます。
額に汗する作業ですね。

ざっくり切り出しました。
   画像 005
ピックアップ部分もざっくりと穴を開けておいて、この後の工程で削っていきます。


この後はトリマーを使用して、オリジナルピックガードをガイドにアクリル板を削る訳ですが、もの凄い量の削り粉が散乱するので、撮影は出来ていません。
回転するトリマービットに触ろうものなら、指先はあっという間に吹っ飛ぶ危険な工具ですからね。
ちょっとの気の緩みが怪我につながりますし。

さて、大変な作業なんだよ!とひとしきり説明したところで…削り出し完了。
   DSC08213.jpg
ピックアップ部分のコーナーエッジや外周部分に紙やすりをかけてバリやざらつきを取り除いていきます。

オリジナルピックガードから穴の位置を写し取って、ボール盤で穴あけ加工を行いました。
   DSC08214.jpg
ピックガードビスは皿ネジなので、皿モミ加工も行います。

裏側にはコントロール部分やピックアップの配線が通る位置にアルミテープを貼っておきます。
   DSC08216.jpg

表側はこのような仕上がり。
   DSC08217.jpg
保護フィルムが貼ってあったり、隙間に削った粉が入ってちょっと白っぽくなっちゃってますね。

依頼主に相談の上、フィルムを剥がしてクリーニングとワックスがけを行う事になりました。
   DSC08219.jpg
今までのピックガードよりも指紋や汚れは目立つようになるのですが、せめて納品時には奇麗な状態で受け取りたいですしね。

ワックス缶が写り込む輝きです。


今回はゴールデンウィークが重なる事もあり、部材の手配で難航しました。
最終的には12000円と送料の請求となってしまいましたが、ネジ穴なども加工無しで取り付けできます。
市販品のピックガードってネジ穴位置が微妙に合わなかったり、ネックポケット部分が合わなかったりと何かしらの加工が必要になるのですが、今回のように離れた場所からの依頼だとそのような加工を施さなくて付け替えれば良いのでアリだと思っています。

オリジナルピックガードには開いていたフィンガーレスト取り付け穴を開けないという注文も対応できるのはメリットでもありますね。



納品後に早速取り付けた写真を送っていただきました。
   画像 001
背景までしっかりとポスターを配置する完璧なレイアウト!

ミラー具合の確認のため、このポスターが写る位置にベースを移動して、再度撮影。
   画像 002
画像処理したかのような完璧な配置には脱帽です。

とても喜んでいただけたようで私も嬉しいです。



このピックガードを装着したベースでライブを行った際に、感想をいただきましたらまた追記したいと思います。




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