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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
5/7より一部限定ではありますが営業再開致します。
   臨時休業貼り紙-2
熊本県からの要請により新型コロナウィルスの感染拡大防止のため4/22~5/6の期間で営業自粛させていただきました。

本日、5/7ですが要請内容が緩和されまして、県の担当部署へ直接確認の上で当店も営業再開させていただく事にしました。

・リペア業務は基本的に通常通り再開ですが、ご来店のお客様が重なった場合は駐車場にてお待ちいただく事になります。
 また入店時にはマスク着用&手指のアルコール消毒にご協力をお願い致します。

・スタジオ利用に関しては一部制限がございます。
 大前提として歌唱など飛沫が伴うとされる利用が出来ません。
 つまり、ボーカルが伴うバンド練習やボイストレーニング利用などはお断りせざるを得ません。
 楽器演奏練習やインストバンドなど歌唱が伴わない場合は通常利用が可能です。
 複数人で入室の場合は歌唱が伴わなくてもマスク着用の徹底をお願い致します。
 利用後のスタジオ内換気時間を確保するために、ご利用は15分以上空けての予約対応とさせていただきます。

スタジオ利用の一部自粛対応に関しては5/20までの予定(5/7現在)ですが、今後の状況を見つつ短縮or延長などの対応をさせていただきますので、ご不明な場合はお気軽にお問合せ下さいませ。


ご不便をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解いただき感染拡大防止に努めつつ、日々を充実させていきましょう。


お問い合わせは下記メールアドレスまでお気軽にどうぞ♪


Custom Instruments & Repair
Rehearsal Studio
Studio GREAM

mail to → info_gream@ybb.ne.jp
新型コロナウィルス感染症対策のための臨時休業のご案内
新型コロナウィルス感染症が世界中で猛威を振るっているなか、熊本県からも休業要請が出ましたので、
Studio GREAMも感染拡大防止のため一定期間の営業を自粛させていただきます。

   コロナ休業
4/22~5/6という事ですが、状況によっては延長になる可能性もございますので、その際は都度ご案内させていただきます。
誠に勝手ながらこの休業期間中はスタジオ利用、修理仕上がり機材の納品、急ぎではない修理に関する受付も休止させていただきます。

ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解を賜りつつ一日でも早い収束のために一丸となって乗り越えていきましょう。



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G&L L-2500の修理&調整
今回はG&Lの中でもレアモデルであるL-2500の修理&調整です。

L-2000は結構な本数が出回っていますし、生産もされているのですが、5弦仕様のL-2500に至っては私は今まで2~3本ぐらいしか見た事がありません。
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お預かり時はナット溝が摩耗して2~4弦の解放音は音詰まりしており、要交換でした。
それ以外にネックに問題が多く、ロッドを締めても強い順ぞりが解消しない、フレットレベルのバラツキ(指板歪みのため)、ハイポジションの跳ね、と場合によってはネック交換も視野に入るコンディション。
リプレイスネックがそうそう出回っている訳も無いので、フレット交換と共に指板研磨修正が最善策とは思います。
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フレット自体はまだまだ残っていたのですが、とにかくトラスロッドの効きが悪いし結構な順ぞり状態でした。
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この時代のネックはトラスロッドを仕込んでセンターラインを避けた中央付近で接着する2ピース構造という、今となっては珍しい作り方で作られています。
この接着ラインから割れてくる事例がL-2000でも見受けられますが、このベースにも発生しておりトラスロッドを締めてもこの割れが広がって力が逃げるのでネックの反りが殆ど変わらないという状態でした。
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コントロールは既に改造がなされていてJiraudのプリアンプが組み込まれていましたが、今回はこれも取り外してパッシブ化し、ピックアップワイヤリングでサウンドバリエーションを得たいというご希望でした。
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パワフルなサウンドだと思いますが、コントロールのサウンド変化が少なくいまいち使いにくいなぁと感じました。
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ピックアップは純正は4芯でシリーズとパラレル接続を切り替えられる仕様のはずですが、プリアンプを入れ替える時に行われたのでしょう、シリーズのみの配線に変更されていました。
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今回はそれぞれのピックアップ毎に独立でシリーズ/スプリット/パラレルの切り替えが出来る3モードにするため、ピックアップの配線を4芯シールド線に戻す必要があります。
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4芯シールド線に交換し、それぞれのピックアップをシングルコイルモードでミックスした時にもハムキャンセルが得られるようなジャズベースをイメージしたサウンドが得られるように位相を考えて配線を行っています。
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導電塗料を塗って順に組み込みを進めます。
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ナット作成(オイル漬け牛骨から削り出し)や指板面のひび割れ接着修理が完了した後の写真ですが、ここに至るまでにネックの順ぞりを緩和する方向にアイロンで矯正も行って結構時間がかかっています。
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ハイポジションには起き上がりも出ているネックでしたので、今回はハイポジションのすり合わせも軽く行っています。
(根本的な改善には指板研磨とフレット交換が必要なのですが、コストを考えて今回は見送りになったため)
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組み込みが完了したら見た目には当初と殆ど変わらないのですが。
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コントロールはマスターボリューム、ピックアップバランサー、ハイカットトーン
トグルスイッチはブースト、フロントPUワイヤリング、同リアのワイヤリングとなっています。
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パッシブ希望なのにブースター?と思われるでしょうが…
当店で人気のBBBというクリーンブースターをリデザインしてトゥルーバイパス配線で組み込んであるのです。
ブーストレベルはキャビティ内の青い半固定抵抗を回すことで調整し、ブーストオフ時にはパッシブとなります。
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ほんの少し音量が上がる程度で納品させていただきましたが、かけっぱなしでローインピーダンス化も出来ますし、そこをどう使うかはオーナー様の希望で微調整をしてもらえればと思っています。
トゥルーバイパス配線なので、電池切れ時にもブーストOFFにしたら演奏が続けられますし。
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ひとまずお預かり時よりは大きく改善したネックコンディションですがベストな状態とは言えないので、この仕様でより蘇らせたい
となった場合にはフレット交換などもご検討いただければとご説明して納品となりました。

ピックアップのワイヤリング切り替えで例えば「フロントはシングル、リアはシリーズにしてバランサーでブレンドする」みたいに多彩なサウンドバリエーションが手元操作で得られる状態になりましたので、これから沢山弾いてもらえると嬉しいですね。



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MUSICMAN AXISの全体調整&ノイズ処理
今回はMUSICMAN AXISの全体調整&ノイズ処理作業です。

トップをびっしりと覆うフレイムメイプルが美しい1本ですね。
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打ち合わせ時のマスキングテープを貼ったままの写真ですが、オーナーの手によってブリッジ&ナットはGOTOHのロック式ブリッジへ換装されていました。

コントロールキャビティ内にはポット穴用と思われるアースプレートが入っておりましたが、この位置にミニスイッチを増設してフロントピックアップのワイヤリングを変更できるようにしたいというご希望でした。
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指板&フレットエッジは若干の面取りはされていましたが、もう少しフレットエッジを丸めた方が演奏しやすいと感じましたので、ここは手を入れていきましょう。
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ブリッジはGOTOHに交換されていましたが、スタッドポストは純正のスクリュータイプのまま。
バスウッドボディは柔らかいので経年で段々とポストが前傾してくるリスクもありますので、ブリッジに同梱されていたアンカータイプへの交換も同時にご依頼いただきました。
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そんなこんなで部品をすべて取り外して、コントロールキャビティ内にミニスイッチの穴あけと導電塗料を塗って、ブリッジアンカーを打ち込んだりと一気に行いました。
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ピックアップはオリジナルはダイレクトマウントされて高さ調整が出来ない作りでしたが、ピックアップキャビティも2~3mm程度彫り込んだ上でネジ部にスプリングを入れる事で高さ調整が出来るようにしてあります。

元々はコントロールキャビティ内壁には黒い炭素系導電塗料がザっと塗られていましたが、しっかり剥がしてから塗り直してあります。
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アッセンブリの部品は全てお持ち込みいただき組み込みを行いました。
増設したミニスイッチでフロントハムバッカーのワイヤリングをパラレル/タップシングル/シリーズと3モードで切り替えできるようになっています。
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フレットエッジも全て手作業でヤスリをかけて丸めてあります。
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GOTOHのブリッジアンカーに交換しましたので、スタッドポストが前傾してくる変化をこの先抑制できると思われます。
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ノブはアンバーのスピードノブが良いとの事でしたので、回すときに指掛かりが良いノッチ付きタイプを提案させていただきました。
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弦高やオクターブピッチなども全てしっかり合わせて完成です。
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長崎県から熊本までお問い合わせありがとうございます。
お預かり時は車でご来店いただきましたが、納品は宅急便で送らせていただきました。
遠方からの作業依頼も対応できますので、今後ともよろしくお願いいたします。


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MOON JJ-4のアッセンブリ交換
今回はバーガンディミストメタリックがとても奇麗なMOON JJ-4のアッセンブリ交換です。
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お預かり時は全くのノーマルなパッシブジャズベースで、これはこれで良いバランスだったのですが、EMGピックアップとプリアンプを搭載したいという事で持ち込まれました。
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コントロールポットは500KAが使われており、合成抵抗によるハイ落ち対策を行った事が伺えます。
(FENDERの3ノブジャズベースでは250KAが3つの組み合わせ)
確かに高音域もはっきり出た硬質なサウンドでしたが、それをトーンで絞るのもなかなか美味しいサウンドです。
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元々のピックアップとEMGピックアップを比べてみると、EMGピックアップは高さがあって収まらなかったためピックアップキャビティを切削する事になりました。
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トリマーでザグリ加工を行うため、部品を一度すべて取り外します。
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ピックアップキャビティには高さ調整用のスポンジが入れられていましたが、既に潰れて弾力性が無くなっていたので、組み込み時には新しいものへ交換します。
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プリアンプとEMGピックアップとどちらも電源を必要とするので、ボディバックにもテンプレートを貼ってバッテリーボックスのザグリを入れていきます。
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ザグリ加工が終わったらキャビティ内に導電塗料を塗っておきます。
元々は導電塗料が塗られていないように見えますが、実は先に塗ってから塗装されておりましたのでコントロールキャビティ内もシールドされているのです。
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導電塗料が乾いたら組み込みを行いましていきなり完成状態はこちらです。
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5ホールプレートを用いて、2ヴォリューム、2BAND-EQ、アウトプットジャックという狭小スペースに収めるスリリングなワイヤリングです。
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プリアンプにはトレブルとベースをそれぞれブースト/カットコントロールが出来るアギュラーのOBP-2をチョイスしました。
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コネクタ式とハンダ付けが同居すると結局ハンダ付けのみの方が楽だなと思う事がありますが…
今回も上手く同居させつつ配線できたと思います。
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ピックアップにはEMGのJA-Xセットをチョイス。
ヘッドルームが広くパッシブに近いサウンドレスポンスが特徴で、いわゆるアクティブ臭さが少ないピックアップだと思います。
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実はフロントピックガードもEMGピックアップに対してキツキツで収まりが悪かったため、ピックガード側もキャビティに合わせて切削加工を行っています。

GOTOHのバッテリーボックスはこの位置に設置しています。
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GOTOHのこの手のバッテリーボックスは配線根元で断線が起き易い構造なので、Studio GREAMでは断線しにくいように補強を行った上で組み込んでいます。

完成後は元々のサウンドとは大きく異なるキャラクターとなりましたが、プリアンプのイコライジングで様々なサウンドが超ローノイズでコントロールできるようになり、演奏場面を選ばずに使えそうなベースに仕上がりました。



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