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機材の製作や修理作業内容など、ゆっくり適時更新中。
FENDER Eric Johnson Signature Stratocaster Thinlineのアッセンブリワイヤリング変更
今回はFENDERのEric Johnson Signature Stratocaster Thinlineのアッセンブリワイヤリング変更です。
ストラトシェイプにセミホロー構造のボディ、カスタムヴォイシングされた専用ピックアップ、ノーマルのストラトと違い、フロントとリアPUにそれぞれトーンポットを配した配線が特徴です。
(本人仕様のは1プライのホワイトピックガードですが、こちらは交換されているのだと思いますが3プライになっていました)

今回はアッセンブリのワイヤリング変更作業なので、ネックや弦を外してボディ部分で送っていただきました。
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このピックガードにミニスイッチを2つ増設する事になるので、キャビティスペースを確認するためにもボディをお預かりしたかったのです。
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コントロールキャビティとアウトプットジャックキャビティはホロー構造のためつながっていますが、センターライン部分はソリッドなセミホロー構造になっています。
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ピックガードアッセンブリはこのような状態です。
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ハンダ量は相変わらず多めですが、ワイヤリングも変わるので一旦全て外してから配線し直します。

この参考ページにあるBMモードを使えるようにしつつ、微妙なブレンド具合ではなくノーマルかBMモードかの切り替えをミニスイッチで行う事になりました。
   3シングルギターにシリーズ/パラレル切り替えブレンダー回路追加事例ご紹介
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このモード切り換えに加えてセンターPUのフェイズを切り替えるミニスイッチも増設して、より多彩なサウンドを狙えるようにして、出来上がったのがこちらです。
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ポット類など部品は全て再利用ですが、ミニスイッチを2個指定された位置に開口設置しました。
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トーンコンデンサは再利用し、各ポットのグラウンドは配線で確実に接続します。
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納品時にはマスキングテープにスイッチの割り振りを書きましたが、当然剥がして使用していただく事になります。
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ヴォリュームとフロントトーン間にあるスイッチがセンターピックアップの位相切り替え用
フロントとリアのトーン間にあるスイッチがBMモードとノーマルとを切り替え用です。
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このようにネックを外してお送りいただければ送料の圧縮も出来ますので、お気軽にご相談下さい。





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ZOOM MS-50GのSCROLL SWITCHモディファイ
今回は安価なのにとてもよく出来ていて、プロミュージシャンにも利用者が多いZOOMのMS-50Gを改造します。
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実売で1万円以下の価格でありながら、最大で6台のエフェクターを直列でつなぐ事が出来て、チューナーもアンプモデリングも入っているという、ひと昔前では考えられなかった多機能ペダルですね。

内部は複数の基板をリボンケーブルで接続するような組み立て性に優れた作りですし、昔のZOOMのようにプラスチック筺体ではなくしっかりとしたアルミダイキャスト筺体です。
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とてもよく出来ているエフェクトなのですが、メインフットスイッチは表示されているエフェクトのON/OFF用となり、複数接続されているエフェクトのON/OFFのためにはメインスイッチの左右にあるミニスイッチを押して画面をスクロールしないとなりません。
演奏しながらこんな小さなスイッチは踏めないので「あと一歩!」という感じなのです。
上下のプリセット切り換えに関してはまだ曲間に押して切り替える余裕がある場合もあるとは思いますが。

そこで、この左右スクロールが出来るような外部フットスイッチを増設する改造を行います。
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これがフットスイッチ部分の基板↑

左右とグラウンドのため2芯シールドあれば足りるので今回は3.5mmステレオミニジャックをアウトプットジャックの下側に設置しました。
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「上下のプリセット切り換えスイッチも外部コントロールにしたい」等色々とご希望に沿う事は可能ですが、外部フットスイッチ自体が大きくなるのでそのサイズにしても必要かどうかを依頼者様に確認した上で仕様を決めていきます。
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仕上がった状態ではノーマルと大きく変わりませんし、フットスイッチを接続しなければ全くのノーマル状態として使用可能です。
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アウトプットジャックをひとつ潰して外部コントロールにする改造も他の工房などで行われていますが、私は極力機能を削らずにアップグレードしたかったのでジャックを増設する事にしました。
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外部増設スイッチは左右スクロールのみの場合はこのような1590Aサイズ(ケース寸法:39×93×31mm)です。
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この色付きケースはペダル本体のすぐ下に設置するという指定でしたので、外部スイッチから直接ケーブルが生えている仕様で作成しました。
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通常のモディファイ依頼の場合は30cmのステレオミニケーブルを用意してボード内の任意の位置に設置出来るように作業を行います。
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ZOOMではマイナーチェンジでこのような外部増設スイッチを出してくれるともっと使い勝手が上がるのに惜しいなぁと思いますが…
これでとても実戦向きのエフェクターになりました。

新品のペダルを入手して改造したフットスイッチ付き商品が1台だけ販売用在庫でございますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい。
送料別ですが、税込16500円で即納可能となっております。




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Vesta Kozo DIG-420(SAMPLER/DERAY)のオーバーホール
今回はVesta KozoのDIG-420(SAMPLER/DERAY)というラックエフェクターのオーバーホールです。
VESTAXの別ブランドだと思われますが、巷ではVESTA小僧と呼ばれているとか。
リピートサウンドが徐々に劣化するような気持ち良いアナログ感がクセになりますし、強烈な発振もするのでついつい時間を忘れて弾いてしまいます。
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ラックエフェクターは横長なのでなかなか1枚で収まるように写真が撮れず難儀します(笑)
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HOLDボタンが破損しているのですが、他のボタンも軒並み接触不良になっていますし、ポットにもガリが見受けれました。
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内部ではハンダ付けが割れているジャックもありましたので、この際ハンダ付け直しは勿論、経年劣化したコンデンサなども交換修理していきます。

基板上に3.6Vのニッカド電池が搭載されていますが、サンプリングしたメモリー保存に使われているようです。
測定の結果、1.2Vも無かったので今回は交換してしまいます。
しかし同じ部品は中国製のレプリカは見つかりましたが…
ちょっと個人的に品質が不安だったので今回は別の方法を採ります。
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パネルからポット類が付いている基板を外すために問題のスイッチ類はハンダ付けから外さないとならない設計のため今回はスイッチは新品を探し出して全て交換しました。
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古い部品も世界中から探せばまだまだ入手が出来る訳ですが、やはり価格はそれなりにしますね…
小さい部品だと送料の方が高かったりもしますし。
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内部の電源関連にある電解コンデンサは全て交換しつつ、例のニッカド電池が担っていた電源は充電式のニッケル水素電池(1.2V×3本直列)で作成しました。
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バッテリースナップとホルダーで設置していますので、取り外しや外部充電器での充電も可能です。

電源ケーブルが取り付けられているブッシュ部分は曲げ伸ばしで劣化し易い部分なので、一旦取り外して劣化部分を切って再接続。
ブッシュ部分に屈曲ストレスが少ない状態になりましたので、これからまた安心して使えますね。
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全体的に出音のノイズも減って、動作も問題なく回復したのでまた活躍してくれるでしょう。
中古の同機材を買うよりは高額な修理代になってしまいましたが、中古もコンディションが様々なので…
気に入っているけど動作不調な機材は、買い替えも一つの手ではありますがオーバーホールする事でまた安心して使用出来るようになりますよ。



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FENDER AMERICAN SPECIAL STRATOCASTER/3TSの全体調整
今回はFENDER American Special Stratocasterの全体調整&ノイズ処理です。

今現在のアメリカ製フェンダーの中で、モダンな仕様を採用したモデルですね。
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大体はスモールヘッドのところ、ダブルアクションロッドを持つラージヘッドというのもニクイ
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ペグはFENDERのロトマチックタイプ。
裏側に回り止めのピンが出ている構造なので、ネジ止めはありません。
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ナットの溝切りは全体的に甘かったので、ここは適正な深さや外形に整える必要がありますね。
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フレットは高さのあるミディアムトールタイプで、モダンFENDERの標準って感じですね。
指板のエッジは丸めてありますが、フレットエッジの面取りは少なめなので追加していきましょう。
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いつも使っている弦を張ったらブリッジ後端が大きく上がってしまったそうで、今回はバネの調整も含めて作業をしていきます。
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ピックガードアッセンブリを見ていきましょう。
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ピックアップにはテキサススペシャルが搭載されていましたが、今回はオーナー様の意向により交換していきます。

トーンコントロールには、絞った時の音量落ちを防ぐグレースバケットトーンサーキットが採用されていました。
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トーンを絞り切ってもモコモコになりすぎず使えるサウンドが出る、とても良い回路だと思うのだけど…
なかなか採用例が増えないのは部品点数が多いからだろうか?

ボディ側のキャビティ内には導電塗料が塗られた上から塗装されている仕様でしたが、これがまた全然シールド効果が出ていなくて困る事があります。
そのため、今回はキャビティ内の塗装と導電塗料を一度全て削り落してから新たにしっかりと銅系導電塗料を塗り込んでいきます。
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導電塗料を塗布後に加熱乾燥させると塗膜がより強固になりますので、塗装には影響が無いように気を付けながらヒートガンで温めます。
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ピックアップはSEYMOUR DUNCANのSSL-1セットをチョイス。
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ピックアップコイルには銅箔シールドも施して、シングルコイルながらローノイズになっています。
基本的なワイヤリングは変更していませんが、配線材や取り回しなどは変更しています。
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ヘッド側ではペグを交換しました。
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このオーナー様は所有ギターをロック式ペグに交換されているので、今回も無加工で交換が出来るFENDERのロック式ペグをチョイスして交換。
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弦の太さに合うようにナット溝も調整し、外形も余分な質量を残さないように削り込みました。
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ナットに弦が埋まっていたり、角張っていたりするとなんか野暮ったく見えるのでなるべく滑らかに削って磨いています。

指板エッジは面取りのバラツキを整える程度ですが、フレットエッジは1本1本手作業で丸めてあります。
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ブリッジのフローティング量は普段使用される弦に合わせて調整してあり、滑らかなアーミングがプレイの幅を広げます。
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全体的にワックス掛けを行って完成!
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普段はハムバッカー搭載ギターを多く使用されていたので、シングルコイルのサウンドがパワーが足りないなどにならなければ良いが、と思っていたら…
とてもお喜びいただき、また新しいサウンドバリエーションが増えたとワクワクされていました。
一生懸命に取り組んだ結果に喜んでいただけると職人冥利に尽きますね。




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SHURE SM58-Sの改造
今回はアイデア持ち込みで、全てお任せいただいた案件です。

ダイナミックマイクの大定番であるSHUREのSM58ですが、これにキルスイッチを取り付けたい、とのご希望でした。
マイクに仕込まれたスイッチを押している間だけ音が途切れるので、連打する事で独特のエフェクトを得られるという訳です。
しかし入力信号のON/OFFはPAさんによっては嫌う事も多いので「ご希望の内容で作成はするけど、ライブハウスなどで使用の際は必ずPAさんに使用許可を貰って下さいね。スイッチを絶対に使わないならば持ち込みのSM58として使用する事は可能です」と念入りに説明させていただきました。

そんなこんなでSM58にラインナップされているON/OFFスイッチ付きを用意して改造開始。
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このスイッチを素早く上下にスライドさせても動作はするのでしょうが、押しボタン式で連打した方がより効果的なのでスイッチの交換を行います。

マイクのヘッド部分を取り外しつつ、本体の中にはトランスとリードスイッチがホットボンドで固定されています。
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このトランスでバランス出力に変換している訳です。
そしてリードスイッチは磁力によってカプセル内の接点がつながる構造になっていまして、トランス1次側をショートさせるかどうかでON/OFFさせるようになっていました。
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リードスイッチを取り外し、このスペースに収まるように基板を切り出してタクトスイッチと配線を取り付けます。
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開口スペースはスポンジできつく埋める事で埃の侵入を極力防いでいますし、内部にはホットボンドを再充填する事で振動にも強い堅牢性を再度担保しています。

元々のスイッチはドライバーでストッパーを外して向きを入れ換えて取り付ける事で常時ONモードに変更する事が出来ますが、このストッパープレートの下にタクトスイッチを仕込みました。
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プレートの先端部分下にスイッチがあり、ここを押している間だけ出力が途切れます。
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マイクホルダーにも当然取り付け出来ますし、いかにも改造しています感が少ない仕上がりになりましたが…
使用した持ち込みマイクを会場に忘れてくるというのが一番怖いので、シールを貼るなど何かしら目印を付けた方が良いかもしれませんね。


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